2009年2月17日10:06 AM
CATEGORY: 日々雑感
スクール経営のコンサルティングをしていく上で、私は「想いのベクトル」を大切にしています。
要するに一人一人の「想い=やりたいコト」の方向性(ベクトル)を、ある程度一致させなければ、最終的にスクールは上手くいかないということです。
過去数年、何百社というスクールの栄枯盛衰を見てきて実感した真理です。
スクールの構成員、
経営者
社員
講師
会員様
無料のスクールがあれば、会員様は大満足です。
でも売上が上がらなければ、利益も給与も出ないため、そのスクールでは経営者、社員、講師は不幸になります(ボランティアなら別ですが)。
これらの全ての「やりたいこと」「幸せなこと」は、なかなか一致しませんが、それらの方向性を可能な限り一致させていく。「だれかが幸せになるために、だれかが不幸をうけないといけない」という局面を、極限まで減らすわけです。
「だれかが幸せになるために、だれかはちょっと我慢して協力する」くらいにするのです。
…と、まあカッコいい表現をしていますが、近江商人の「三方よし」の考え方ですよねコレ(笑)
私のような経営コンサルタントが、真顔で「会員様の幸せのため」「社員の幸せのため」と言っていると、「偽善」とか「フリ」と感じられる人も多いと思いますが(笑)、実はみんなが幸せでなければ、事業は上手くいかないことを知っているからなのです。
だれかの苦労や不幸の上に成り立つ施策は、最終的には上手くいかないことが多いんですよね。
1:1.6:1.6(二乗)の原理でしょうね。誰かが不幸になることは、よほどのロクデナシの人間でない限り、みんな本気になれないですもん。
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