自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2014年5月27日6:17 AM
    「学年ビリのギャルが~慶應~」で有名な青藍義塾さんの実態について
    CATEGORY: 日々雑感

    先日の記事

     

    学年ビリのギャルが~慶應 で有名な青藍義塾さんについて

     

    について続きをご希望の方が多かったので続きです。

     

    やはりベストセラー関連の話ですと興味をもたれる人が多いのでしょうね。

     

     

    こちらの書籍と青藍義塾さんについては、基本的に好意的に私は考えているのですが、

    こと経営に関連しても良い点・悪い点双方の学び、気づきを与えてくれますね。

     

     

    ちなみに皆さんが読む際に大前提として

     

    「これだけ立派な書籍を出版しているから、

    きっと青藍義塾さんってカリスマ講師による有名な塾なんだろう」

     

    という先入観を持つのは間違いです(笑) 

     

    そういう先入観を持つと、どうしても「やっかみ」こみでネガティブ反応してしまいますから…。

    アマゾンの書評を見ると明らかにそういった先入観を持って批判していますよね。

     

    著者のプロフィールに「TOIEC●点」とか「IT企業を複数経営」とか「学校法人の理事長」とか派手っぽいことが書かれているので、ついつい読む側もカンチガイしてしまいますが、実際「青藍義塾」さんのホームページやこの著書の発行の経緯を知れば、

     

    「うんうん、頑張ってるよね~」

    「中小塾でも頑張ればこういったチャンスってあるのか!」

     

    と温かい気持ちなれるほど、どこにでもあるような小さな塾だとおわかりいただけます。

     

     

    「あれだけ著書で書いておきながら、実際は合格実績全然ないだろう!」

    「さやかちゃんなんて特殊なケースだ!」「あれだけの素材であれば誰でもできる!」と怒るのではなく、

    「これだけ小さな塾であれだけのビックリ事例を一人でもつくれたのはスゴイですね!」と素直にほめてあげるのが◎です。

     

    過剰な演出やプロフィール演出をすれば、アンチも増えるという教訓になりますね。

     

     

    そもそも、この書籍ができた背景だって「ストーリーズ」という物語アップしようサイトで人気があったから、書籍化されたという状況なので、「文章力がどーだこーだ」とか「受験ノウハウが少ない」とかの批判は、ちょっと厳しすぎるかなと。

     

    あくまで大衆がとっつきやすい「ネット掲載のストーリー」が元々の生まれなので仕方ないっちゃ仕方ないのです。

     

    別に全国的に有名なカリスマ講師が取材を受けて~という経緯ではなく、

    物語がネットで人気だったから出版オファーが増えたという経緯ですからね。

    このあたりの事情はストーリーズのホームページに掲載されていますよね。

     

     

    いかがでしょうか? 

    この書籍の背景を正しく知るだけで、イメージがガラっと変わりませんか(笑)

     

    我々が勝手に幻想をつくりあげて、勝手に批判してって、ちょっと悲しいです。

     

     

    ちなみに著者の方やさやかちゃんのインタビューとかも見ましたが、いたって普通の正論を話しているわけで、批判される要素ってあんまりないのですよね。 

    当事者が「ウチの塾であれば誰でも偏差値40上げて云々」とか、実績もない段階から「メシを食える大人云々」とか言い出したらイタイですけど、彼は著書の中でもインタビューでも特殊なことは言っていませんからね。

     

    ・・・まあ、世間やマスコミに乗せられて暴走されないことを祈りたいです(笑)

     

    さらに続きます 

    次回はこの書籍から学べる保護者にとっての塾選び・塾講師の実態についての考え方などについてです。