錦織圭選手の活躍により、近年テニス業界がマスコミで取り上げられる機会が急増しています。
テニス業界としては、テニスの王子様以降途絶えていた「テニスブーム」を再燃させられるかどうかの瀬戸際です。
現在、子育て世代の30代~40代は、どちらかというと野球・サッカー・バスケ世代であり、
テニスの王子様の影響を受けた世代が保護者としてテニススクールに現われるようになるになるのはもう少し後です。
そういう意味では、ここで錦織ブームによってテニス業界に新たな波をつくれれば、その後、テニスの王子様世代の保護者の子どもがやってきますので、比較的市場がホットになる期待が持てますね。
バスケと異なり、テニスは野球やサッカーと同じで「プロスポーツ」としての稼ぎ方も見えやすいので、両者ほどではないにしても、それなりのスクールの活況が予想されます。
さて、テニス業界の動向は今後を見守るとして、個人的に興味深いのは錦織選手の活躍による「松岡修造」さんのテレビ露出の多さです。
AUのテレビCMで子どもが松岡さんにむかって「テニス選手だったんですか?」という笑いをとるやり取りがありますが、
このネタがもう通用しなくなるほど、「錦織選手」を昔から面倒見ていた松岡さんに今はスポットが当たっています。
(テニス業界の方はご存知ですが、別に錦織選手を松岡さんが発掘したというわけでもないのですが・・・)
錦織選手と松岡さんは「修造チャレンジ」という企画で知り合って、その後色々な関係が続いているわけですが、
松岡さんのように直接の技術的な師弟関係ではなくとも、こうした師弟関係的な人間関係によって、サポートをしている人にスポットがあたるわけです。
これこそがある意味教育業の魅力なのだな~と私なんかは思ったりするわけです。
ある一定の影響を与え続けた子どもや人物たちが、大成功を収めた場合に自分の行いが再評価される。
また、そのことによって自分の行いが世の中に良い影響を与えることを再確認できる。
教育行というのはこんな魅力的なお仕事ということですね。
ちなみにあまりスポットがあたっていませんが、
錦織選手の活躍はソニーの「盛田さん(盛田ファンド)」なくしてはありえなかったと思います。
教育業ではありませんが、出資と言う意味でもこちらも素晴らしい取り組みですね。
ぜひ錦織選手はソニーのテレビCMなどに出演して、凋落するソニーの再生の一助となってほしいものです。