自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2014年11月28日8:16 AM
    TIE外語学院の経営破綻について

     

     

    英会話教室業界の中堅規模企業である、TIE外語学院さんの経営破綻のニュースが流れています。

     

    詳細はグーグル先生に聞いていただくとして、報道されている内容で興味深いのは

     

    「2007年のNOVAの経営破綻以降、業績が悪化した」

     

    「今年の消費税増税以降、さらに受講生が激減した」

     

    という主旨のことが書かれています。

     

    ちょっと微妙かも・・・と思いました。

     

     

     

    いや、NOVAの破綻って7年前ですよ・・・。

     

    それ以降、業績が上がらなかったというのは、その事象が原因ではなく、単純に時流の変化に全く適応していなかったってことですよね。

    また、消費税の増税はIR資料などでは口実にしやすいかもしれませんが、ちゃんと上手に経営している企業様にとっては、全く業績に影響ありませんからね・・・。

     

    つくづく時流適応の大切さを感じるエピソードでございました。

     

    約10年で売上が3.5億から1.7億に減少したとのこと。

    時流適応できない=急速な衰退。

    これが今の時代のスクール経営の実態だといえます。

     

     

    2014年11月28日7:55 AM
    パソコン教室向け勉強会&情報交換会
    CATEGORY: 日々雑感

     

     

    昨日は大阪にてスクールビジネスアカデミーの分科会である「次世代型パソコン教室研究会」を開催していました。

     

    今年は2014年最後の勉強会だったということで、今年1年間の業績の総括と来年度のスタート時の販促などについてお話をさせていただきました。

    それにしてもこの勉強会。

     

    熱い

     

    です(笑)

     

    参加企業の皆さんがこぞって、未来志向で、未来においても生き残れるパソコン教室経営を真剣に目指していることもあってか、

    毎回、すばらしい事例の共有が行われています。

     

    2014年の業績についても、消費税の影響はまったくなく、好調・横ばいの企業様ばかり。

     

    業界平均の売上が1教室あたり50万~80万程度であるのに、

    この勉強会では100~150万が平均値ですから、いかに熱く意欲的な勉強会であるかおわかりいただけるかと思います。

     

    来年はさらに皆さん新商材の導入や、業態付加など、やりたいこと、チャレンジしたいことが盛りだくさんとのこと。

    本気でパソコン教室の未来を考える&創ることができる勉強会になりつつあります。

     

    次回の会合は2月になりますが、今から楽しみですね。

     

     

     

     

    2014年11月25日11:22 AM
    ビジネス書の価値観が偏り始めていると感じる今日この頃
    CATEGORY: ビジネス全般

     

     

    約10年前は後輩社員達に「ビジネス書を月に最低1冊は読むこと!」などの指示を出していましたが、

    最近は「読むこと」自体を否定するつもりはありませんが、あまり適切ではない価値観、ノウハウの深みがない書籍が増えているため、安易にビジネス書購読を勧められないという状況になっています。

     

    ビジネス書の業界現場としては、もうF出版を中心に「タイトル勝負」が顕著です。

    しかも従来のセオリーを否定したような、一芸タイプのものが増える一方ですね。

     

    また、ビジネス書の著者の方々も、最近ではベンチャー企業の経営者さんや個人コンサルの方が多く、

    「それって長期的に見たら本当に成功するの?」と突っ込みたくなるようなものが多いです。

     

     

    また、当たり前ですが普通のサラリーマンをやっている人が書籍の執筆をすることは稀ですから、

    基本ビジネス書の価値観は「独立起業万歳!」という方向に偏っていってしまいます。

    組織人としてどう振舞うのかなどの書籍はかなり減りましたよね・・・。

     

    普通にビジネス書に接していると、まるで正社員で頑張って働いているのが間違っているように価値観誘導されてしまうかもしれません。(ビジネス雑誌はそんなことありませんが)

     

     

    なんでビジネス書はこんな状態になってしまったのでしょうか・・・。

    最近ではヴィジョナリーカンパニーなど、洋書発のベストセラーが安定感があって安心ですが、怖くてタイトルと目次だけではビジネス書を買えなくなりつつあります(笑)

    また、アマゾンも出版コンサルや個人企業家系の方々は、グループ内で購買しあって評価を高めにつけあっているので、全く参考にならないのであてにしていません。

     

     

    そんなわけで最近は私はタイトルや目次チェックではなく、著者プロフィールをしっかりと見て、その名前を書店にいながらスマホで検索。

    その上である程度価値観が良さそうな場合のみ購入というスタイルにしています。

     

    まあ、単純に自分のビジネス経験が増えているので、物足りない書籍が増えているだけかもしれませんが、

    それだけでもないような気がするのですよね・・・。

     

    みなさんはどう考えているのでしょうかね?

     

     

    2014年11月17日9:04 AM
    錦織選手と松岡さんから感じる「教育業」の魅力
    CATEGORY: 日々雑感

     

    錦織圭選手の活躍により、近年テニス業界がマスコミで取り上げられる機会が急増しています。

    テニス業界としては、テニスの王子様以降途絶えていた「テニスブーム」を再燃させられるかどうかの瀬戸際です。

     

    現在、子育て世代の30代~40代は、どちらかというと野球・サッカー・バスケ世代であり、

    テニスの王子様の影響を受けた世代が保護者としてテニススクールに現われるようになるになるのはもう少し後です。

     

    そういう意味では、ここで錦織ブームによってテニス業界に新たな波をつくれれば、その後、テニスの王子様世代の保護者の子どもがやってきますので、比較的市場がホットになる期待が持てますね。

     

    バスケと異なり、テニスは野球やサッカーと同じで「プロスポーツ」としての稼ぎ方も見えやすいので、両者ほどではないにしても、それなりのスクールの活況が予想されます。

     

     

    さて、テニス業界の動向は今後を見守るとして、個人的に興味深いのは錦織選手の活躍による「松岡修造」さんのテレビ露出の多さです。

    AUのテレビCMで子どもが松岡さんにむかって「テニス選手だったんですか?」という笑いをとるやり取りがありますが、

    このネタがもう通用しなくなるほど、「錦織選手」を昔から面倒見ていた松岡さんに今はスポットが当たっています。

    (テニス業界の方はご存知ですが、別に錦織選手を松岡さんが発掘したというわけでもないのですが・・・)

     

    錦織選手と松岡さんは「修造チャレンジ」という企画で知り合って、その後色々な関係が続いているわけですが、

    松岡さんのように直接の技術的な師弟関係ではなくとも、こうした師弟関係的な人間関係によって、サポートをしている人にスポットがあたるわけです。

     

    これこそがある意味教育業の魅力なのだな~と私なんかは思ったりするわけです。

    ある一定の影響を与え続けた子どもや人物たちが、大成功を収めた場合に自分の行いが再評価される。

    また、そのことによって自分の行いが世の中に良い影響を与えることを再確認できる。

     

    教育行というのはこんな魅力的なお仕事ということですね。

     

     

    ちなみにあまりスポットがあたっていませんが、

    錦織選手の活躍はソニーの「盛田さん(盛田ファンド)」なくしてはありえなかったと思います。

     

    教育業ではありませんが、出資と言う意味でもこちらも素晴らしい取り組みですね。

     

    ぜひ錦織選手はソニーのテレビCMなどに出演して、凋落するソニーの再生の一助となってほしいものです。

     

     

     

     

    2014年11月12日6:36 PM
    新規事業となる商材・教材・ビジネスモデルの発掘

     

     

    スクールや学習塾の多角化経営をコンサルティングする中で重要になってくるのが、

    事業化できる、収益的にも顧客満足的にもレベルの高い商材や教材・ビジネスモデルの発掘です。

    私のお仕事の中でも、この「商材の発掘」は非常に重要な意味合い持ちます。

     

    本日は九州地区でそんな商材候補を見学しておりました。

     

    もちろん、船井総合研究所という看板を背負っている以上、突然業者さんが

    「この商材どうですか?」「このシステムどうですか?」と持ち込んくれることも多いのですが、多くの場合、あくまで本部が儲けるための材料であって、加盟店や顧客のことを考えると「・・・・・」なものが多いのも事実です。

     

    だから、商材の発掘をするときには、実際にその企業の現場や加盟事例を見て、じっくり検討しています。

     

     

    この商材の発掘は、文字通り金の発掘や宝石の発掘に近いです(笑)

     

    原石のままで磨かなければ事業として導入できないような素晴らしい物がある一方で、

    一見見た目はキレイですが、メッキのように見た目だけであり、収益性や教育性に問題がある物があったり。

     

    メッキタイプは論外ですが、原石タイプも多くの場合、カスタマイズが導入企業の事業に適していないため、世に出ることはありません。

    このあたり、「どれだけ当時者が魅力的だ」と主張しても、導入する側からは全く魅力的にはうつりません。

    せっかくの良い商材、良いビジネスモデルの雛形であっても、結局のところ拡張性がなかったり、展開スピードが遅かったりで、後発組に取って代わられてしまう・・・これもこの分野の業界あるあるです。

     

     

    昔は私もこの「商材の見極め」で失敗することもありましたが、おかげさまで今では経験を積んだおかげで、かなり当たりとはずれ、さらには磨けば光るのか、単なるメッキなのかが見分けがつくようになってきました。

    そういう意味では本日の出会いは当たり!なのですが、今はまだ原石・・・という感じでしょうか。磨き方次第でダイヤにもなりうるのですが。

     

     

    また、最近では力のある企業さまのノウハウや企画をパッケージ化して、他社にご提供していただくというサポートをすることも増えてきました、こちらは文字通り磨き方を一緒にさせていただくパターンですね。

    今でも面白いビジネスの種が複数進行中です。

     

     

    引き続き色々なものを見て回って&つくって、導入する企業様にとってメリットが多い商材をご紹介できるように頑張ります!