あるお付き合い先の幹部さんのブログを読んでいて興味深かった言葉、
「ビジネス戦闘力を測定するスカウターがほしい」
…(笑)
確かに、これあったら売れると思います(笑)
少なくとも私は欲しい。
ビジネスの世界で高みを目指そうと思う人間にとって、
自分のスキルレベルがどれくらいなのかは、誰もが知りたいことだ思うんですよね…。
というのも、残念ながらビジネスの世界では、
個人の力を純粋に発揮したり、測ったりすることは難しいわけです。
「そんなの数字が全てを表してくれるのでは?」
という意見もあるでしょうが、会社や部門の数値なんてのも、
外部環境や内部環境に激しく影響を受けてしまうものでして、
あんまり個人の力が純粋に反映されるものではないのですよね…。
周囲のサポートメンバーが力不足だったり、
立地環境が悪かったり、
そもそも自分の置かれている業界環境が低迷期だったりすれば、
どれだけ「個」としてはSランク級に優秀だったとしても結果は出しにくいわけです。
(そういう意味で、対してレベルも高くないのに、環境に恵まれて数字が出せているため天狗になっている人間なんかを見るとイライラするわけですが(笑) 「数字がいいのはお前の実力のせいじゃねーよ!!」って言いたいときもある)
「個人の力」と「環境(&運?)」の掛け算で結果は出される、
別の分野に例えるならば下記のような感じです。
福留選手は阪神や巨人だったらもっとメジャーな存在になってTVCMなどにも出ていたのではないか?
(日本屈指の好き打者でありながらマイナー(笑)。TVCMは顔だけではないのは松井選手で証明済み)
川上投手は…(以下同文)
松坂投手がレッドソックスでなく別の弱小球団に行っていたらここまで勝てていたのか?
(防御率があんまよくない松坂をRS打線がかなり救ったのは事実)
小泉政権は永田メール問題がなければあれだけの優秀の美を飾れたのか?
(当時疑惑のオンパレードだった)
ウォッカはディープインパクトと同じ年のダービーに出ていたら勝てていたのか?
(というか無謀な挑戦をした牝馬扱いだったのではないか、タヤスツヨシの年のダービーならば勝っていたと思いますが)
奥州という片田舎、しかも戦国時代の大勢が決まってしまった時期に生まれた伊達政宗。
彼が生まれた時代がもう少し早かったとしたらどうなっていたのか?すごかったのではないのか?
(仙台の方は結構この感覚あるみたいです。ちなみに真田幸村に置き換えても可)
…ちなみに、楽天のマー君のすごいところは、決して強いとは言えない(むしろ弱い)球団にいながら、前半戦で勝ち星先行しているところなんですよね。絶対彼は強い星がついています。
まあ、本来皆さん自分の置かれた環境の中で最善を尽くして、
それでどこまでやれるかに一生懸命なので大きな問題はないのですが、
時にこういった好奇心が「オレはどこまでやれるのか?」という動きになって、
転職・独立に走ってしまう人間が生まれるのも事実。
(福留選手はFAかメジャー確定でしょうからね…)
そんなわけで少なくともビジネスの世界においては逸材流出を防ぐために、
私としては、自分の立場と人脈などを活かしながら、
ビジネスアカデミーの場を使ったり、個人的に意見を言ったりして、
ポンコツですけどスカウター機能を果たしておきたいと思う今日この頃です。