自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2007年8月6日10:03 PM
    2007年版ブランドスクールセミナー
    CATEGORY: 日々雑感

    お知らせです♪

     

    毎年恒例となっている「ブランドスクールセミナー」の2007年版を開催いたします。

    開催日は東京会場が9月5日(水)、名古屋会場が9月27日(木)になります。

     

    ブランドスクール=今後成長を志向しているスクールさま向けのセミナーで、

    毎年多数の企業様にご参加いただいているセミナーです。

    単なる売上アップ策だけが知りたいのではなく、より「本質的なスクールの成長」をお考えの経営者様にピッタリの内容です。

     

    ちなみに今年のメインテーマは先日もチラリと書きましたが、

     

    「長期安定成長スクール」のつくり方

     

    このテーマに挑戦する予定です。

     

    NOVA問題が大きくなっている今だからこそ、

    健全な成長、長期的・安定的な成長をするためのスクール経営のあり方についてご説明したいと思います。

     

    マーケティングや商品戦略や新規出店戦略などの「攻めの戦略」、

    それらとは全く別次元の経営発想がある一定規模からのスクール経営においては非常に重要です。

     

    詳しいご案内はまたサイト上にアップされてからさせていただきますね。

     

    ご興味がおありの方は、日程の確保だけよろしくお願いいたしますm(__)m

     

    2007年8月5日10:39 PM
    ●●周年記念
    CATEGORY: ビジネス全般

    本日はお付き合い先の企業様の5周年パーティーに出席させていただきました。

     

    1年ももたずに廃業にいたる企業が多いビジネスの世界で、

    5年間安定した実績が残せていることはそれだけですばらしいこと。

     

    ですから企業経営に携わる人間の一人としてこの手のイベントは大好きです。

    3周年・5周年・7周年・10周年などのそれぞれのイベントはそれ自体がめでたい( ´∀`) 

     

    当然のことながら3年以上も経営を続けていて順風満帆なんてことはあり得ません。

    楽もあれば苦もあり(というか苦の方が多い?)の歴史をくぐりぬけているわけなので、感慨もひとしおです。

     

    案外この手の●周年パーティーなどを開催しない企業さんも多いのですが、

    社員に対しても、またお客様に対しても、

    その企業の歴史や企業としての価値を再認識してもらうために、この種のイベントは大切なのです。

     

    10周年などの節目の時には、

    名刺にその年限定で「おかげさまで10周年」などを記載するなんてのもありです。

     

    子供の誕生日や家族の誕生日と同じように、

    企業の誕生日も積極的にお祝いしてあげるといいでしょう。

     

    将来、社史として使えますのでいっぱい写真を撮影してアルバムにおさめておくのも大切です。

     

    会社も「人」のようにお祝いしてあげましょう(笑)

     

    2007年8月4日8:54 PM
    賞与ストップ 給与未払い!?

    余命2ヶ月あるのかないのか…。

     

    話題の英会話大手の一角NOVAですが、

    とうとう一部の情報紙に下記のような状況をすっぱ抜かれてしまいました。

    (まあ、夕刊フジらしいので情報の真偽は微妙かもしれませんが(笑)、こんな内容を書かれることがそもそも問題だ)

     

    「7月に支払われるはずだった賞与と給与の未払いが発覚」

     

    記事によると、賞与については会社の資金繰りのも関係上、10月まで待ってくれとのお達しがあったとのこと。

    ここまではある意味普通のケースです。

    業績が悪かったり、働きが悪かったら賞与が出ないなんて事は、一般の企業において全く不思議ではありません。

     

    しかし、尋常ではないのが「従業員の給与の未払い」Σ(´ロ`;)

     

    これは一般の企業でもありえない!!

     

    しかも給与未払いの理由が、

    「新しい給与支給システムのトラブルによる支払の遅れ」

    だったそうですから性質が悪い。

     

    誰の目から見ても「ウソ」ということがわかります。

    また、万が一ウソじゃなかったとしても、

    給与の支払が滞るような上場会社の社会的信頼なんて無になってしまいます。

     

    あまりの馬鹿馬鹿しい内容なので、

    記事の真偽の方が壮絶にあやしいわけですが、NOVAならやりそう…という状況であるのも事実。

     

    既に壮絶に増えつつある会員の解約についても、

    「解約金は2~3ヶ月かかります~」なんて状況ですから、相当に資金繰りが危なくなっています。

     

    …一体どうなることやら。

    静かに見守りたいと思います。

     

    2007年8月3日10:36 PM
    李下に冠を正さず
    CATEGORY: 日々雑感

    タイトルは中国のことわざ(?)なわけですが、

     

    李下に冠を正さず

    (りかにかんむりをたださず)

     

    瓜田に履を納れず

    (かでんにくつをいれず)

     

    と並びます。

     

    意味としては、

     

    「スモモが実った木の下で冠を直せば、(その手を頭上に上げる仕草から)スモモ泥棒と思われてしまう、だから疑われるような行動はやめておきなさい」

     

    同様に

    「瓜畑で履をはきなおしたりすれば、(その手を足下に下げる仕草から)瓜泥棒と思われてしまう、だから疑われるような行動はやめておきなさい」

     

    要するに

     

    「人から疑われるような行動は、その真意はともかくとして慎まなければならない」

     

    というわけです。

     

    赤城農相のバンソーコー問題なんて、まさにコレ!

    真実がどうのよりも、そもそも疑われるような発言をするなっつ~の( ゚Д゚)

     

    これはビジネスの世界でも同様で、

    当人の真意はどうであれ、周囲の人間に疑われるような行動は慎まなければなりません。

    本人に悪気はなくとも、周囲は「疑わしい」と思ったような行動を取ること自体が問題なわけです。

     

    疑われてから「イヤ!そんなことはない!」と清廉潔白を説明しても、

    なかなか疑いを解くのは難しく、当初の思いを消し去るのは難しいわけです。

     

    だからこそ、「そもそも疑われるような行動はするな」ということになるわけです。

     

    サボっているように見られる。

     

    ヤル気がないように見られる

     

    努力していないように見られる。

     

    わがままのように思われる etc…。

     

    ビジネスの場面では当人の考えとは全く別の不本意な評価を周囲からうけるようなことが多々あります。

     

    しかし、そのことについて「周囲は誰もわかってくれない」とボヤクのではなく、

    自分自身がそう思われるような(疑わしい)行動をしていたことを反省しなければならないのです。

     

    2007年8月2日10:43 PM
    原価へのこだわり
    CATEGORY: 日々雑感

    意外かもしれませんがスクール経営において考えるとき、私は「原価」にこだわります。

     

    ちなみにスクール経営において一般的に「原価」として扱われるのは、

    講座を提供した講師の時給・人件費になります。

     

    この講師の取り分である「原価率」がスクール経営の成否を大きく分けることが多いため、

    スクールの開業や活性化をする際にトコトンこだわるということです。

     

    一般の業界の方からは考えられないことかもしれませんが、

    スクール業界においては古くからの商習慣として「売上歩合」をとる会社が多い。

     

    カルチャーセンター業界などに特に多いのですが、

    つまり、講座の売上のうちの40%~60%をそのまま講師の時給として支払うというシステムです。

     

    …ちなみに、このような率が高い売上歩合システムは、間違いなく経営を圧迫します。

    売上歩合40%に設定しておけば、損益上原価が40%を超えることがないように思ってしまいますが、

    現実には不採算の講師費用などが発生したりして、結局原価率が想定を超えたりすることが多いからです。

     

    また、売上が大きくなれば大きくなるほど間接的なコストは増大していくのですが、

    50,60%も原価として消えてしまっては、会社を支えるための間接コストをプールできないというのも問題です。

     

    また、この原価率。

    たかが数%といっても非常に経営に与えるインパクトはあなどれないものがあります。

     

    年商5000万のスクールの場合、

    原価率40%のスクールと45%のスクールでは、年間250万円もの利益額の差が生まれてきます。

     

    一般の企業経営において経常利益率は5~10%だったりするわけです。

    まさに、その経常利益額そのまんまが原価設定の違いによって生まれると思っていただけるとよいかもしれません。

     

    …ただ、スクール経営は元来利益率が高いビジネスモデルですし、

    それほど経営感覚を開業当初から持って運営されるケースも少ないため、

     

    講師との契約条件=原価設定

     

    について深く考えていないケースがあるのも事実なんですよね。

     

    当然、不当に低い原価設定は講師の労働条件が悪いって事ですから、

    そんな野麦峠的な経営が上手くいかないのも事実。

     

    しかし、だからといって講師との契約条件を甘く見ていると、

    経営を進めていくにつれおも~くのしかかってくることを忘れてはいけません。

     

    なお、安定期の業界(←ここは重要)においてはスクール経営の原価率は、

     

    マンツーマンに近い業態の場合は40~50%

    グループ授業ができる業態の場合は20~35%

     

    程度が妥当な水準でしょうか。