これまで民間の学童保育事業の可能性についてお伝えしてきました。
市場の急成長や共働き世帯対応は基本的に「預り」にスポットが当たりますが、
実は学童保育事業、アフタースクール事業は、「教育」要素においても、大きな意味を持つ可能性があります。
これまでスクール・習い事業界においてネックとなっていたのが、
「本当に週1回 1時間程度のレッスンで上達するのか?」
という、こどものレッスン・教育の時間数の問題&限界でした。
(もちろん中には週1回で上達して資格も取れる習い事もありますが…)
特にその傾向が顕著なものとしては、「英会話」などが上げられます。
多くのスクールにおいては、一定上の目覚ましい成果をあげたり、上達するためには、
スクールにおけるレッスンだけではなく、「自宅での家庭学習・トレーニング」が必要不可欠になります。
しかし、スクールに通わせる保護者やこどもの多くは、
なかなか自宅で練習ができないのも事実です…(時間・本人の意欲的にも)。
この「学習時間数」の問題を、学童保育の場合はその「滞在時間の長さ」ゆえに解消することが可能なのです。
レッスンだけでは上達に限界があり、こどもの家庭学習と保護者のサポートが必要となる従来のスクール。
多少高額だけども、一定時間、こどもを預けることができ、保護者は手間をかけずに、
こどもは長時間のレッスン時間により圧倒的な教育成果が出しやすいアフタースクールや学童保育。
こういった対立構造になる可能性があるのです。
学童保育=単なる「預かり」と考えるだけではなく、
長時間&密度の濃いレッスンを提供できるロングタイムスクールと考えると、見方が変わるかもしれません。
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