教育業界・習い事業界においては、10年くらい前から
「成果を出すためには、教務(レッスン・授業)よりもコーチング(=家庭学習などの総合管理)」
の流れが加速しています。
パーソナル型、パーソナルコーチ型という表現を一般的にされることが多いのですが、
この概念の草分け的な存在は、賛否はあると思いますが「ライザップ」さんだと思います。
ライザップさんの場合、ダイエットにおいては、パーソナルトレーニング以上に、
「日常の食事制限とその行動管理」
が重要であるという指針で事業をあそこまで拡大させました。
こうした「行動管理」自体は、多くの教育業において、ある程度重視はされていましたが、
そこに特化したり、徹底できていなかったのが実態です。
そんな曖昧な時代の中で明確にコンセプトを特化させたライザップさんは流石でした。
その後、この流れは英会話業界や学習塾業界などでも広がっており、
同様のコンセプトを活用した二匹目、三匹目のどじょう的な業態が生まれました。
週1~2回の授業や通塾よりも、日常の方が大切。
これは多くの教育業界の方々の共通認識です。
そのためこの流れは今後も加速していくと思いますし、
オンライン・デジタル時代の中で、より高度な家庭管理・行動管理をする業態も生まれてくるでしょう。
AIを活用した自立業態よりも、
おそらくこちらの方が教育の本質に迫っていると思う今日この頃です。
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