こんにちは船井総研の犬塚です。
下記のプログラミング教育のポータルサイトであるコエテコさんでも原稿を書きましたが、
Googleトレンドで過去5年ほどの習い事・スクール業界の市場トレンドを見ていると興味深いことがわかります。
「プログラミングスクール」の市場が急成長中!検索ワードから2021年の需要を予測する
https://coeteco.jp/articles/11156
まず、コラムにも記載しているように「プログラミングスクール」というジャンルは完全に波に乗っています。
これは必修化やリモートワークなどの様々な社会の動きの中で、
急速にこの領域に注目が集まっており、
「子ども向け」だけでなく「社会人向け」スクールの市場も急成長しているため、
ここまでの成長ワードになっているといえます。
ちなみにこの「プログラミングスクール」というキーワードがどの程度盛り上がっているかは、
同様の子ども向け社会人向けの習い事として成立している「英会話」スクール・教室というキーワードと比較するとよくわかります。
私も驚いたのですが、
「英会話教室」「英会話スクール」という各検索キーワードと比較して、
なんと
プログラミングスクール
というキーワードはここ半年間では、ほぼ同水準かむしろ逆転していることもあるのです…。
約5年前は「英会話」と「プログラミング」のスクール・教室キーワードにおいては、
約10~20倍の差があったことを思うと、
プログラミング関連のワードの成長は驚きの一言です。
…また一方で、実は「英会話」のスクール・教室の両キーワードが結構如実なダウントレンドに入っていることも見逃せません。
これまで少子化においても、入試改革の影響などで我が世の春を謳歌していた英会話関連市場ですが、
明らかに曲がり角に差し掛かっているといえます。
もちろん上記はあくまでGoogleトレンドにおける検索数の推移ですから、
それが教育業の市場規模に直結するとは限りません。
しかし、ひとつの市場の話題の目安にはなりますので、ご参考いただければと思います。
なお習い事教室業界の雄である「学習塾」「個別指導塾」は、
相変わらずワードは横ばいで堅調です。
こちらは安定したニーズが継続していますね。
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