元船井総研の保育教育支援部の部長であり、
現在、起業して保育業界向けのサービスを立ち上げている方が、自身の子育て状況をWEB上で書いてくれているのですが、
お子さんの小学校進学後、民間学童を活用されているとのこと。しかも結構満足されているとのこと。
なんとなくうれしい(笑)
なお、ウチの息子は通わせる民間学童が地元にありません…地方はまあこんなもんです。
さて、前回、「保護者の価値観・常識」が子どもの学力に影響を与えるという論を展開しましたが、
一方で子ども達は「周囲の環境に合わせる」のも、ひとつの真実であり、
徐々に「保護者」だけでなく、周囲の同級生や上級生の影響も強く受けるようになっていきます。
…そう考えると、
「学童保育(放課後児童クラブ)」問題というのは、
単に各「学童保育」のコンテンツクオリティの問題以上に、
「周囲にどんな子が通っているのか?」
「周囲からどんな常識をインプットするのか?」
が実は最も後々の子ども達の学力に影響を与えるのではないかと思ったりします。
学童保育で「宿題」をきっちり終わらせ、その後は遊んでていいよ~
家に帰ったらもう宿題終わっているから遊んでいていいよ~
という価値観。
学童保育で「宿題」を終わらせた後、別の学習カリキュラムが渡される、
家に帰っても別の学習をすることもある
という価値観。
どっちが良い悪いとか、どっちが子どもらしいとか色々な議論はありますが、
シンプルに「学力」や「その後の勉強時間」で考えると、
後者の価値観を周囲からインプットしつづける子どもの方が有利になるのでしょう。
民間学童の価値の最も重要なのは、「子どもの価値観形成」かもしれません。
…ただ、そこを売りにしても利用者増員にはつながりませんが。
これがマーケティングの難しい所です。
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