自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2021年4月15日4:58 PM
    保護者の常識や価値観が子どもの学力に影響を与える

     

    最近、取材対応が増えています。

    教科情報、プログラミング界隈は旬ですし、変化が激しい業界なので、当然と言えば当然ですが。

     

     

    さて、某ユーチューバーの中学生の「中学校行きません」宣言で世間が少し盛り上がっていますが、

    個人的な見解としては、当たり前の意見を並べるだけなので、ここでは触れません(笑)

     

    ただ、シンプルに未成年の子どもにYoutubeという場で、ああいった反社会的な発言をさせるというのは、

    見方によっては虐待なのではないかと思うのですが… 

     

     

    そんなわけで「保護者論」になってくるわけですが、

    最近、自身の子育てをしながら、学習塾経営における「成績を上げる方法」などを考えていると、

    影響する因子としては、

     

    「保護者の常識や価値観」

     

    がメチャクチャ大きいように感じています。

     

    学習塾や公文などの通学時間は所詮は週数回で、1~2時間です。

    当然のことながら、「家庭」で過ごす時間の方が多い。(学校が最長ですが、学校はみんな均一)

     

    その「家庭」での時間の使い方、具体的には「学ぶ時間」の質と量による影響は大きいわけですが、

    そこを左右するのが「保護者の常識や価値観」だと思うわけです。

     

    例えば、子どもの頃、当たり前のように「毎日2時間」宿題や勉強をしていた保護者は、

    自分の子が「2時間勉強」することを当然だと考え、子どももその感覚に染まっていきます。

     

    一方で「習い事のみ」で家庭学習を完結していた保護者は、

    塾や習い事時間以外は何もしないことが当然であり、そのこと自体で子どもを叱ることもないため、

    子どもも「習い事や塾以外の時間は自由」という感覚になっていくでしょう。

     

     

    この息をするかのように自然に見ついていく感覚が、

    子どもの「学習時間」の絶対量に大きな影響を与えるように思います。

     

    また「単に量をやっていればいい」と考える保護者と、

    「やり方、質が大切だ!」としてチェックをしてあげる保護者との違いも当然生まれてくるでしょう。

     

     

    こう考えると、学習塾や幼児向けスクールにおいて重要なのは、授業だけではなく

     

    保護者の常識や価値観の擦り合わせ

     

    のように思います。

     

     

    勉強が苦手だった保護者の場合、中学生のテスト期間中に「1日1時間」テスト勉強をしているだけで

    「ほめる」こともあると思うのですが、その「1時間」を子どもがすごいことだと感じてしまえば、

    おそらく成績上位層との差は開く一方なわけで…(ほめることはいいことですが)