自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2009年10月5日11:09 PM
    高卒就職現場の現状

     

     

     

     

    専門学校のコンサルティングをしていると、進路という点については競合であるため

    必然的に高校生の「就職状況」や「求人状況」についての生々しい情報が入ってきます(しかも全国)。

     

     

     

     

    今年は酷い状況です…。

    有効求人倍率が高校内に限っていえば、0.1倍くらいしかないようなケースがあったり、来春は「高卒してもフリーター」という若者が増えてしまいそうです。

     

     

     

     

     

    これは昨年からの不景気の影響もありますが、それよりも高卒で就職を希望する学生が近年徐々に増えている地域が多いこともあげられます。

    「大学全入時代」といっても希望する大学でなければ入らない、

    または学費の面で通うことができそうにない、

    そんな背景があるからです。

     

    国立大学の年間授業料が夜学でも30万、普通の昼間であれば50万以上はかかりますし、私立に関しては100万程度になります。それにさらに入学金が数十万のってきてしまう…。

     

    そういった状況下で家計のことを考えると入学を見送る…、そんな学生が増えているのです。

     

     

     

     

     

     

    一方で専門学校といいますと、やはり有資格、有スキルの人材は少数であるため、

    業界によってバラつきはありますが、有効求人倍率は1倍をわるケースはほとんどないような状況です。

     

     

    「高卒でスグに就職」よりも「一度専門学校へ行ってから就職」

    の方が本人の意識次第でほぼ確実に就職できる賢い選択になりつつあります。

     

     

     

     

    しかし、問題は専門学校にも学費というハードルが存在します。

    年間の授業料などが50万~100万程度であることが多いため、やはり通えない学生がいます。

     

     

    大学が学費や奨学金を柔軟に扱うことはできませんが、

    専門学校は企業さんとの連携で、独自の奨学金制度や産学連携で家計をフォローしたりといった対応が不可能ではありません。

     

    今後の時代から求められる専門学校の価値というのは、

    「就職率が高く」「家計が厳しい家庭でも通える」という部分かと思います。