先日、学習塾向けキッズカルチャー参入法セミナーでゲスト講師を担当していただいた、大分の東大セミナーグループの阿部様の講演内容を振り返ってみたいと思います。
今回、新たに学習塾で子供向けのスクール業態参入を目指されている方向けのお話でしたが、内容としては通常の子供向けの習い事スクールを展開されている企業様にとって役立つ内容が豊富でした。
3年目に入って生徒数250名を超えているキッズスクールだからこそわかる様々な経営のヒントがありました。
1.導入講座の戦略的品揃え
複合型のスクールビジネスを展開していく中で、やはり最も重要なのは品揃えです。
東大セミナーさんの場合、導入講座の特性や条件を分析した上で、的確に目的設定をしていらっしゃいます。
例:書き方は生徒数上限があり価格も安いが、席数上限があるため『満席』表示を打ち出すために効果的。
また、そろばんなどができない低学年向けの入り口商品として最適。
毛筆は汚れや時間効率などのリスクから手をつけない など
生徒が集まりやすい商材
同業他社と比較して教育効果が明らかに差別化された教育効果の高い商材
講座の利益率の高い商材
を役割をわけて活用しつつ、生徒が集まりにくく教育効果がない、同業他社と比較して教育効果も微妙・・・、本部のロイヤリティが過剰に高く利益率も低いような商材は、基本的にNGということですね。
2.積極的に教室見学を推奨することでママクチコミが拡がっていく
授業見学や保護者参観などによって、保護者がスクールで見学する機会を増やすことで、ママクチコミが地域に広がっていき、広告を出さなくてもある一定レベルまで集客が維持される。
この他にも色々なポイントがありましたが書ききれないので割愛しますが、
やはり、一番ポイントとして上げられていたのは「1の品揃え」ですね。
どの業種がいい、どの分野がいい、どの教材がいい、という選択はもちろん、それをただ導入すれば成功するなんてことは全くなく、主体的にその講座をどう活用するのか?を戦略的に考えなければいけないということでした。
確かに東大セミナーさんの場合、集客商品、収益商品、教育商品、弟妹獲得商品など、意図的に配置されていると感じた次第です。
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