自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2014年12月19日7:50 AM
    競争激化の時代、「必ず当たる販促」は必ず当たらなくなる

     

     

    スクール経営の現場において、しばしば経験するのが

     

    「その手法をすると絶対に数字が上がるんですか?」

     

    「○○○円かければ絶対に数字が上がるんですか?」

     

    というご質問です。この続きは「もし必ず成果が上がるのであればやりますけど・・・」という言葉に続きます。

     

    多くの場合、とある販促手法を実行するかどうかを検討しているときに出てきますね。

     

     

    ハッキリ言えば

     

    「確実に結果が保証されているような手法はあるはずない」

     

    わけです。あくまで現段階で成功確率が非常に高くなる手法でしかないわけです。

     

     

    さらに言えば、「確実に成果が上がる手法」というのは、今のような競争激しい世の中では、そのノウハウが有効なのはわずか1~2ヶ月程度だと思います。

     

    その理由は以下のとおりです。

     

    1.必ず成果が現れるような魔法の経営テクニックが見つかる

     

    2.成果が上がるから、ドンドン積極的に行動する

     

    3.その好調さが他の企業に知れ渡る

     

    4.必ず業績が上がるからみんな真似する

     

    5.同じ手法が市場にあふれてしまい、必ず上がる手法が効果を失う・・・

     

    要するに今の時代「必ず当たる販促」というのは必ず当たらなくなるのです。

     

    飲食業界などを見ていると、この流れが明確ですよね。

    今ではスクール・学習塾業界においても競争が激しいので同様の傾向があります。

     

     

    だからこそ、「誰でもできて」「即座に結果が出る」手法というのは、かなり寿命が短くなるため、それをさがしていても安定経営はできないわけです。 

     

     

    「一見儲からないように見える」

     

    「一見集客できないように見える」

     

    「一見費用対効果が合わないように見える」

     

    他企業からはこのように見えるけど、実態は・・・という手法を地道に構築できている企業が今の時代強いのです。

    また、 当然のことながら、「当たらなくなった手法」も、とことん磨き上げていけば、「その企業にとっては当たる」手法に昇華するケースも多々あります。

     

     

    ちなみに補助金依存のビジネスも同じです。

    補助金を使って儲かることがわかる、参入者が増える、国が予算オーバーにビビッて法制度を変える、補助金額が減額・・・

    これもおなじみのストーリーですね・・・。