自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2012年5月23日9:16 AM
    短所是正の発想を一部忘れる
    CATEGORY: ビジネス全般

     

     

     

    複数拠点、複数事業を展開されている企業様の場合、

     

     

    とにかく出店を繰り返し業績を上げていくことに熱をいれるタイプ

     

    ひとつひとつの既存拠点の業績の安定化に熱をいれるタイプ

     

     

    に大きく傾向が分かれていくことになります。

     

     

    前者は「成長志向」が強く、経営陣が現場から離れている企業様に多く、

    後者は「安定志向」が強く、経営陣が現場に密着している企業様に多いといえます。また性格的に幹部陣に完璧主義の方が多いと後者になりやすくなります。

     

     

    もちろん、この2タイプはどちらが良い悪いという問題ではなく、バランスが大切になります。

     

    前者の拠点展開タイプは、行き過ぎれば崩壊に直結しますし、後者の安定化タイプも、目の前の安定は維持できても、長期的には企業力の衰退がおこることもあります。

    (成長しにくい会社からは優秀な人材が離れていくため)

     

     

     

     

    後者のタイプの場合、大切なのは「不振拠点」の建て直しに過剰に時間やお金の投資をしないことです。

     

    問題拠点というのは、それに至った様々な問題がクモの糸のようにからみついていますから、勢いや正しい理論、経営手法ですぐに活性化するとは限りません。

     

    その状況の中で、社内の優秀な人材のパワーをそこに投入するくらいなら、拠点展開や成長拠点の更なる活性化に力を入れた方が、全社的にはプラスになることが多いのです。

     

    短所是正よりも長所伸展というわけですね。

     

     

    企業の経営戦略の中では、一部「短所是正」を忘れることも大切なのです。