自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2018年4月15日9:12 PM
    民間学童保育の開設の注意点~公設学童との差別化~

     

     

    民間の学童保育事業の開設・開業をしていく上で、絶対に意識しておかなければならないのが、

     

    「既存の公設の学童保育の運営内容」

     

    についてです。

     

    基本的に公設(公営・民営)の学童保育は、既に日本全国のほとんどの学校で開設されています。

    そして、小学校からの距離などの利便性、さらには利用料金などについては、民間学童保育では真似ができないレベルのものがほとんどです。

     

    ある意味、児童向けの事業を考える時には、公設の学童保育の存在が中心にあり、

    民間の学童保育や習い事教室などは、あくまで、差別化や補完的要素になるわけです。

     

    だからこそ、我々が習い事教室のコンサルティングや民間学童保育の開設のコンサルティングを行う際には、

    既存の公設学童保育のサービス内容や評判などをリサーチします。

    その上で、開設する民間学童保育のサービス内容などを決定することになるのです。

     

    公設学童保育と比較した場合、民間学童保育の強みや差別化要素として上げられる主なポイントは以下の通りです。

     

    基本コンセプトは「少し料金は高いが、少人数・高品質」

     

    学習塾や習い事要素が付加されている

     

    施設サイズと人数のバランスが公設と比較して余裕がある

     

    夏休みや土曜日のお預かりが充実

     

    夏休みなどでもお弁当などは必要ない

     

    お預かり中のカリキュラム内の教育要素が強い

     

    スタッフに専門家を用意して、事故や事件が発生しないように管理

     

     

    基本的には上記のような付加価値や差別化ポイントがあるため、利用料が月当たりで公設学童と比較して、

    数万円高くても選んでいただける存在にしていくことになります。

     

    ただ預かるだけの民間学童保育の開設では、多くの場合、失敗することになります。

    開業の際にはしっかりと上記の発想を意識しておきましょう。