前回の子どものスクール・習い事教室選びの基準について、あまりにもフワッとしすぎていたとの声をいただきました。
そこで、今回は具体的にテーマを絞って選び方を書いてみたいと思います。
今回のお題は「学習塾・個別指導塾」編です。
愛息が大きくなったときに、業界関係者である私がどんな点をチェックして塾選びをするかの想定だと思ってください。
まず「個別指導塾」という前提ですが、これについては愛息が
残念ながら学校の勉強についていけない・・・(補習系の普通の個別指導塾)
または
部活で活躍しすぎて集団指導塾に通えない
または
あまりに優秀すぎて駅前にマクドナルドもない地方都市の学習塾では対応できない
といったケースで活用を考えると思われます。
家庭教師の活用は基本的にはなし。個別指導塾に比べてハズレを引いたときのリスクが大きいからです。(個別指導塾はちゃんと教室長が全てを責任持って管理するので)
うれしいことに「優秀すぎる」ケースの場合は、個別指導塾の中でもレアである「進学個別」色の強いところを選び、さらにその中でも学歴か講師経験が豊富な人間をあててくれるところを選ぶでしょう。
ただし40代以上の個別指導塾の講師は、別の意味で辞退したいところでありますが。
その他のケースの場合は、まず優先順位としては
1.地元の実績ある老舗塾の個別指導塾形態
2.地元の老舗塾の個別指導塾形態
3.FCの個別指導塾
4.3拠点以下の独立系個別指導塾
となります。これは、会社としてのサポート・フォロー体制や教務マニュアルの有無を前提としてジャッジするからです。
しかし、上記の優先順位で塾選びをしますが、それが全ての決定要因にはならず、上位から回らせてどんな講師を当ててくれるかでジャッジします。
そういう意味ではFC系でも頼れる社員の責任者クラスがあたるのであれば逆転もありです。
ここが個別指導塾選びのポイントで、「誰が見てくれるのか」がすごく重要なのです。
その誰がというのも、「講師」と「責任者」の2軸で見なければいけません。
どちらかが変更になるのは仕方ないというか、ある意味大学生の場合はよくあるので、重要なのは片方が異動になった場合、どれだけフォローできるかということになるのです。
なので、私だったら「担当講師の学歴、年次」「いつまでバイトやるのか」「成績アップの本質は何と考えるのか」などの質問をしてみたいところ。
ここで「講師はかわりますから・・・」など責任者が曖昧にはぐらかそうとするのであれば、完璧にNGです。
その人はサラリーマンとして責任者やっているでしょうから。
ちなみに少なくとも私の関係先では、上記の質問をなげたときに、少なくとも教室長は誠意を持って応えてくれることは間違いありません。良い教室長はそれだけしっかりしているのです。
そんな感じで、教室長と講師の担当レベルを見ながら塾選びをするという感じですね。
子どもの人生の師にもなりうる「先生」はしっかりと選んであげたいと思っています。
吉田松陰にしてもそうですし、アレクサンドロス3世とアリストテレスなどの例を見ても、先生選びって重要かなと。
もちろん、愛息からすれば「友達が行っている塾がいい」とか言い出すでしょうが、それもいいでしょう。
ただし、「友達と通うために塾に行く」という本質とズレた要望を通す以上、小遣い半額カットという条件をつきつけると思われます。あとは本人がどう選ぶかですね。
以上、リアルな個別指導塾の選び方でした。
次回は集団指導の進学塾の選び方でも書きましょうか。
いつになるかわかりませんが・・・
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