自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2008年10月30日10:41 PM
    最後の聖域「教育費」

    新聞・テレビ・雑誌などで「今後の家計について」というテーマで節約などを取り上げることが増えてきました。

    そこで大抵の場合、家計収入が落ちた場合に節約する王道としてあげられるのが、

    「外食費」だったりするわけです。この他には「おこづかい」という表現があったりしますが…。

     

    このようなアンケート結果で、ほとんどの場合「教育費」を削るという回答は少数派になります。

    あるアンケートでは家計で抑える費用のうち、「外食費」が50%超だったのに対して、「教育費」は5%程度だったのに驚きました。

    ある意味、不景気になればなるほど、将来的に家計を守るために「教育」の必要性は高まるようで。

    「教育費」というのはある意味最後の聖域として扱われることが多く、我々教育業関係者にとっては非常にありがたい状況が続いています。

     

    …しかし、最後の聖域である教育費に関しても、やはり家計収入の減少に伴って少なからず節約の流れになることは間違えありません。6つあったオケイコをひとつ減らすとかですね。

    基本、「教育は大切だと思うが、優先順位が低いものに関しては削ろうか…、安価な代替物があるものはそちらにシフトさせようか」と考える消費者が増えるのは自然の流れです。

     

    そんなわけで、これから1~2年は家計の節約&調整期に入る家庭が増えることが予測されます。

    私たちスクール業界の人間としては、その調整期に「優先順位が高く残してもらえる」ようにならねばなりません。

    (飲食業などと比べると、優先順位が高く必要だと思われるものは残してもらえるのがありがたいことなのです)

     

    この1~2年は現在通っている会員さんが、「どれだけ食費代を削ってもコレだけはなくせないわ」と思ってもらえるような、満足感や充実感、スクールにおける有要感を高まる接客やイベントが重要になってくるとお考えください。

     

    たとえば子供向けスクールの場合は、保護者の方は習い事のブラッシュアップを考えるとき、まず子供に「●●●は通っていて楽しい?」とか「役に立っている?」とか質問することが多いそうです。

    したがって、保護者の質問に対して、子供が

     

    「うん!楽しい(^-^)/」

     

    「すごく勉強になってる!(‐^▽^‐)」

     

    「こんなに上達したよ(*^.^*)」

     

    など即答できるかどうかがとても大切です。

    スクール側としては、子供が上記のような返事をできるようになるための「上達の実感」「ほめ」「スクールとの一体感」。これらを強化するための接客やイベントが重要というわけです。

     

    「なんとなく満足」

     

    では、削減対象になる危険性がある。そんな時代が近づいていることを決してお忘れなく…。