自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2014年9月18日7:43 AM
    新聞折り込みチラシと共働き主婦の生活

     

    秋の生徒募集期がきています。

     

    今年は気温も比較的秋らしくなりつつあり、9月に入ってから新規の反響が動き出しつつあるようです。

    このタイミングでスクール企業にとってはチラシの折込を行うケースが多いと思いますが、まだまだ「チラシ神話」を持っていらっしゃる企業様が多いように思います。

     

    ・地域差はありますが新聞購読率は非常に低下している

     

    ・新聞購読世帯は20代~40代においては50%未満のことが多い

     

    ・(子供向け習い事において)意志決定者となる母親・父親ともに働いているため「折り込み日」にすぐにチラシを読める確率が低い

     

    ・上記に関連して共働きの夫婦の場合、折り込み日・営業時間内に電話をかけることはできない。可能なのはネットからの申し込みや休日など

     

    ・(子供の習い事において)そもそも6歳以上の子供の場合は、本人の意思確認も必要になるため、子供と相談&ご主人と相談などの手間が発生するため、タイムラグは確実に発生する

     

    以上から考えるに、従来のチラシ神話が通用するのは主に50代以上をターゲットにしているスクールであって、学習塾や子供向けスクールの場合は、チラシ自体はあくまでサポートツールでしかありません。しかも、チラシの反響には時差が生まれます。

    特に共働きの主婦・保護者の場合は、新聞折り込みチラシ自体が見過ごされる可能性も非常に高い。

    新聞購読率が低くさらにはスルーされる確率が高いというのが実態です。

     

    そういう意味では、店置きチラシやWEBサイトの充実などの方が、アクションから反響までの時差が少ないので効果的になりつつあります。

    我々のコンサルティング先やスクール経営サポート倶楽部の会員様の中でも、今はチラシ依存で集客している企業様はほぼいらっしゃらいません。

     

     

    「チラシを折り込んだら何か起こるかも!?」

     

    という感覚をスクール・学習塾業においては捨てる必要があります。

     

    未だに学習塾などでは、小教室なのに「折り込みを5万部!」とかやっていらっしゃるケースがありますが、その費用があればWEBサイトの充実にお金を使ったほうがよいでしょうね。