2009年4月1日9:27 AM
CATEGORY: 学習塾・スクールの原則「販促編」
時々経営相談などで、
「『すぐに』売上をアップさせる方法を教えて欲しい」
というご相談を受けます。
おそらく相談される方は、
「こんなチラシにしたらドッと人が集まる」
「こんなキャンペーン、こんな講座にしたら集客が2倍になった!」
というモノを求められていると思いますが、
スクール経営の特性上、上記のような爆発的な手法は存在しない(正確には存在したとしても、弊害が大きすぎる)のが実情です。
あえてわかりやすく例えるならば「病院経営」に近いのがスクールなのです。
歯医者がキャンペーンや広告(うてませんが)の上手なやり方をして、すぐに売上が上がるでしょうか?
ジリジリと効果が出ることがあっても、「すぐに」人が集まるということはないわけです。消費者が常にニーズを抱え続けているわけではないわけですから。
要するにスクールも同様です。
成長期で需要過多のスクール業態の場合は、「すぐに」売上を上げる手法がいくらでもあります。
しかし、成熟期・安定期に入っており、需給バランスが安定しているスクール業態に関しては、「ニーズを持った消費者がそもそも多くない」わけですから、会員数を一気に上げるということはかなり困難だといえるわけです。
また、さらに言えば「目に見える」ような集客策で、どれだけ一時ブレイクしたとしても、スクール業界ではすぐに「真似」されます。結果、新しく生まれた手法の即効性が失われていくのです。
スクールの売上アップ策というのは、
「1年かけていかに人を増やしていくのか?」
というスタイルになります。
1年間の会員伸び率が100%なのか120%なのか?
この違いがスクール経営の大きな売上の差になるのです。
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