2010年9月28日11:49 PM
CATEGORY: ビジネス全般
総人口の約4人に1人が高齢者になりつつある日本。
若年層の人口比率は下がっており、
10~30代を対象としたスクールビジネスは対象人口数自体がドンドン減少していきます。
一部には子ども向けの幼児教育のように、
「少子化であるがゆえにマーケット金額は膨れる」という珍しい現象も起こりますが、
それは一部の話で、やはり人口数=マーケットの縮小の流れは避けられません。
さらに所得の二極化が進む中で、
若年層向けに高額単価を売ろうとする資格スクールやスキルスクールは、
人口数の減少&支払い可能なターゲット人口数の減少というダブルパンチをこれからくらうことになります。
こういったスクールの場合、たとえ現在は利益を生みにくいビジネスだったとしても、
「未来の種」になるような、少子化・高齢化にも順応できるビジネスモデルを社内で育てていかなければなりません。
サントリーでいうところのウイスキーでしょうか(笑)
私のお付き合い先の資格スクールでは、
定年退職を迎えた方が資格を取って手に職をつけるカリキュラムや、
将来的にシニア向けの講座展開が可能な講座の導入を積極的に進めています。
「現在」を勝ち残るとともに、
10年後、20年後を見据えた企業経営もしていかなければ、時代の流れに取り残されるのみなのです。
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