2014年5月21日9:24 AM
CATEGORY: 日々雑感
最近、学習塾業界で話題になるのが、
40代~50代講師の体力と意欲低下による業務能力の低下。
20代~30代講師の「塾講師としての常識」の経営陣とのギャップ。
この2つです。
全社の年齢問題は「人によって様々」というのが実態ですし、以前から問題になっていましたが、最近塾企業の現場で大きな問題になっているのは後者です。
塾講師としての常識が経営陣とギャップがある
というのが具体的に例をあげると色々あるのですが、例えば
「成績が上がらない生徒がいたときの対処法」
「保護者に連絡をするときの目的と内容」
「素行が悪い生徒への対処法」
などです。
多くの学習塾業界の「一流」の先生達の感覚で言えば、
「生徒をやる気にさせるのも先生の仕事だ(もちろん保護者の協力も必要)」
と考えます。
しかし、最近の若い先生たちは「生徒がやる気にならないから成績が上がりません」という話をしたりします。
・・・いやいや、やる気にさせるのもあなたの仕事なんですよ~って。
要するに「ただ授業をする」ことが塾の先生の役割・責任だと考えている人が増えているのです。
・・・いやいや、だったら映像授業でいいし。
学校の先生でもできない、映像授業でもできない、保護者だけでも限界がある。
だからこそ塾の先生の存在意義があるわけです。
少子化で衰退産業化しつつある学習塾業界ですが、その実態は内部から崩れつつあるというのが真実かもしれません。
だからこそ、内部体制を強化し、あるべき塾講師の姿をつくりだせた企業が生き残るのは道理ですね。
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