自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2013年12月14日10:40 AM
    子どもの対人関係能力を育てるためにも講師の変更は悪ではない

     

     

     

    「スクール経営コンサルタントのブログって言っても、

    スクール経営の話題が少ないじゃね~か!ヽ(`Д´)ノ」

     

    となんだかドラゴンボールのような理由で怒られそうなので、今後は定期的にスクール経営ネタを義務として盛り込んでいきたいと思います(笑)

     

     

    本日は子供向けの習い事や学習塾における「担当講師や担当スタッフの入れ替わり」についてお伝えしたいと思います。 

     

    ハッキリ言って、普通にお客様の声を聞いてスクール経営をしている上では

    「担当の先生が変わってうれしいです!」という声よりも、

    「前の先生がウチの子は好きだったんです!」というクレームっぽい声の方が多くなります。

     

    ただ、このお客様の声に従うのが私はスクール業のあるべき姿だと思っていません。 

     

    我々は、「子どもの成長」すなわち、「求められた技術の習得」「人間性の向上」を目的にするわけで、「先生と会うこと」を商品にしているわけではない。要するにキャバクラとは違うわけです。

     

    もちろん、子どもは慣れた先生の方が、レッスンを好きになりますし、向上心をもてるケースも多いのですが、先生が好きすぎれば、レッスンで学ぶことよりもその先生と会うことを目的にしてしまうこともあります。まさに本末転倒。 

     

    さらに、言えば現代のように核家族化が進み、子供達の対人関係のコミュニケーション能力が劣化の一方の世の中においては、「お気に入りの先生」のみでレッスンを続けることは、コミュニケーション能力育成の視点からもマイナスがあるのです。 

     

    「先生が変わる」ことのメリットは、

    「人間関係がなくても、本当の意味で成果が上げられるスクールかどうかの判断を求められる」という経営の原点のチェックをする機会になりますし、

    「子どもが多様な人間関係を通じて、社交性・コミュニケーションを学ぶ」教育機会にもなりますから、一概に悪だと思いません。

     

    気に入った先生との馴れ合いの中で、なあなあなレッスン・閉鎖された人間関係の世界づくりが行われるデメリットは大きいのですが、保護者の方はそれに気づいていないので、そういったところをしっかりと伝えていく必要があります。

     

    「子どもに色々な知らない人との出会いを体験させるのが大切です!」と。

     

    そういう意味ではイベントで他のレッスンの子とあったり、別スクールの子と会うこともメリットがありますし、先生の交代もメリットがあります。

     

    もちろん毎回のレッスンで担当が替わるのは問題ですが、年に1回のペースで先生が替わるのは、教育的にも経営的にもメリットもあるのです。