先週末のニュースで大学入試改革の一部延期の方向性が発表されました。
今回の対象となったのは、従来話題になっていた「センター試験に変わる新試験は複数回実施する」という内容で、
こちらは実際の試験の実施・運用が難しいということで、当面10年先をみこして延期になりました。
つまり、これで「一発試験」自体は据え置きという流れになります。
今回の複数回入試の頓挫は、高校在学中に試験をする必要があること、試験回数自体が増えることで、様々な業務負担が増えることなど、開始時期が迫っていること、など
わかりやすい問題点があったため延期になりました。
実際に現在の大学入試改革の内容は、方向性自体は色々な意味で「正しい」ことが多いのですが、
実際に「運用可能かどうか」「高校の教育現場は対応できるか」で考えると、ほとんどの部分で無理があるものが多いのが実情です。
特にセンター試験に代わる、統一試験の変更は、受験者数の多さなどの問題があり、そもそも英語の4技能評価といっても採点自体をどうするの?というシンプルな問題があります。
上記の様々な理由により、今後も大学入試改革の後退は、いくつかおこってくるでしょう。
しかし、ここで間違えてはいけないのは、
「従来の入試制度が継続され、教育内容も従来のままでいい」
ということとは別問題であるということです。
どうしても教育関係者の方々は、改革内容の無茶さをピックアップして、否定する傾向が強いのですが、
今回の入試改革自体は、大学側や経済界側からすれば、正しい内容になっています。
そのため、統一試験での対応は難しいとしても、
私立大学の入試
各大学の二次試験
企業の採用面接
などでは、英語の4技能評価や資格評価、思考力を問われるような内容が入ってくることは間違いありません。
(というか既にいくつかの大学では既に入試で取り入れています)
「センター試験にかわる統一試験の内容」という視点で今回の入試改革を見ていると、方向性を見誤ってしまいそうですね。
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