自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2012年5月15日10:28 AM
    個人事業主の方を活用する危険
    CATEGORY: 日々雑感

     

     

     

    先日の学習塾セミナーで少しお話したことなのですが、

     

     

    1.最近は個人事業主のWEB会社さんやコンサルタントさんが増えている

     

    2.そういった個人事業主の方に研修を任せたり社員との接点を持たせるのはとても危険

     

     

    この事実に意外と気づいていない経営者様が多いように思います。

     

     

     

    別に個人で独立している方の能力や実力に問題があるわけではありません。

    ただ、問題は「個人で独立して起業した」という事実なのです。

     

     

     

    特に学習塾業界で顕著ですが、最近の企業経営において問題となるのは、

     

    「優秀な社員の独立。さらにはライバル化」です。

     

     

    この問題を正面から考えた場合、個人で独立してそれなりに(今は)成功している方を社員に見せるのは、業種は違えども、

     

    「企業で働くよりも俺みたいに独立した方がいいんだよ」

     

    という事例を見せつけているのに等しいわけです(-。-;)

     

     

     

     

    よく学習塾業界の個人コンサルの中に

    「元大手塾講師で実績をつみ、その後独立して塾経営を始める」

    とかのキャリアがあります。こういった方々の謳い文句は「だから経営者の気持ちがわかる」と書くのですが、大手塾を辞めて独立した時点で、経営者の気持ちはわかろうとしていないと思ったりするわけです。

     

     

     

     

    私もしばしば「なぜ犬塚さんは独立しないんですか?」という質問をうけますが、

    ここまで自分を育ててくれた会社を裏切り独立することで、一人のコンサルタントとして絶対にできなくなることがあるからです。

     

    私は経営コンサルタントである以上、お付き合い先の社員の皆さんに、

    「会社に忠誠を誓って、会社と共同体になって生きていくことの楽しさ、幸せ、組織とともに頑張ることの充実感」を熱く語れる存在でいたいんです。

     

     

    私が独立した瞬間に一時的に収入は倍増するかもしれませんが、反面、コンサルタントとしてお付き合い先の社員の皆さんの前に立つ資格はなくなると思っています。

     

     

    これはお金の問題ではなく、私の職業人としてのこだわりなのです。