2017年12月3日9:07 PM
CATEGORY: 日々雑感
これまでスクール・学習塾運営において、当然のように言われてきたのが、
「教室長の能力によって、教室の生徒数や業績には大きな差が生まれる」という事実です。
スクールや学習塾は基本的には生徒との接客や授業が商品力としては大きな比重を占めることになりますので、
それを担当する「人の力」が、経営において大きな影響を及ぼしていたわけです。
その結果、教室業の実力によって業績に大きな差が生まれる、
また人気の先生が退職したら、途端に生徒数が減少する…
などの現象も当然のように発生していました。
しかし、これから人手不足が顕在化する時代背景の中では、
上記のような「人依存」「属人的な運営」を是としている経営スタイルでは、
すぐに限界が訪れてしまいます。
何よりも安定して優秀な人財を採用・育成することが難しい以上、
人依存度が高すぎるビジネスモデルの会社では、そもそも会社が成長できなくなってしまう可能性が高いのです。
実際に、近年のスクール・学習塾企業の現場においては、教室・授業運営をシステム化し、
極力属人的な運営スタイルから脱却しようとする会社(例:頻繁に担当する教室長の変更があっても特に問題がないなど)の方が、
安定した業績を残し、成長しているという事実があります。
今後のスクール・学習塾経営においては
企業として「優秀な人財の採用や定着」に対しての努力をしながら、
同時に「属人的な運営モデルを脱却する」という方向の努力をしていくことが大切なのです。
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