まずは雑学。
「世界最古の職業」という問いかけでよく一般的に語られるのは、
娼婦・売春婦
だったりします。
(あと医者とか傭兵とか盗賊とか)
自分の力で食料を確保できない人が云々…という解説ですね。
確かにそうかもしれません。
んで、この世界最古の職業ってのは当然いくつかあるわけですが、
「聖職者・占い師」ってのもの、古代から存在する職業のひとつです。
日本人にとってのメジャーどころとしては、邪馬台国の卑弥呼なんかもそうですし、
中国の亀甲文字をはじめとして、各国の古代の歴史の中には神(=自然)からの言葉をうけとるモノとしての
占い師が非常に重要な役職だったことがわかります。
多くの国ではトップかそれに順ずる立場ですね。
そして、冒頭にあげた売春婦と占い師という古来からある職業についてのおもしろい共通点は、
古代から中世にかけては社会的に重要な職であるとされながら、
徐々に社会的地位はおちていった点。
売春婦に関しては、古代では神殿娼婦という存在もあったようですし、
さらには中世では道徳的問題はあるものの、
社会的に必要な存在として国が認めていたケースもあったようですし、
キリスト教世界においても全否定というわけでなく、悔い改めれば聖人にもなれる存在だったようです。
占い師に関しては、平安時代の神祇官なんてのは、そういった類の担当ですし、
最近メジャーになった陰陽師なんかも重要な職業でした。
ちなみに中世のコペルニクスなど天文学者の有名どころも、占星術などをして稼いでいたそうです。
(例が日本と西洋ゴチャまぜでゴメンなさい。別に学術的に話したいわけではないので)
このふたつは、そんな職業だったわけですが近代・現代になっていく中で、
様々な事情により、どちらも非常に社会的に低い立場になっていったというわけです。
(別に売春バンザイといいたいわけではないですよ。念のため)
占い師に関しては、西洋的、科学的な価値観に支配されるようになって、
さらには自然崇拝の考え方が衰退していった結果、
(西洋的な思想においては自然=森とかは対立的な存在だったらしいですしね)
神的・霊的なものが否定され、それに合わせておちていった感じでしょうか…。
…だから何なの?
って思われる方もいらっしゃるかもしれませんね(笑)
何が言いたいかと言いますと、
私は占い関連のスクールさんの資料作成で、上記のようなルーツに触れる機会があったわけです。
そこで歴史を紐解いていくと、どうしてこの分野がこれほど社会的に低く扱われているのか?なんて
疑問に思いつつ、現状に反感をおぼえるわけです。原因は何なんだと。
さらにはもっと社会的に正しい認識を持ってもらいたいなあなんて思ったり。
古代から連綿と続いている職業ならば今後も絶対なくなることはないだろうと思ったり。
(当初の私の印象はあんまり高くなかったですから。)
このように自分が売ろうとしているもの、人にオススメしようとしているものを、
しっかり調べて、興味を持つ。
そうすることによって思い入れも強くなりますし、マーケティングにもより力が入るってわけです。
自分が売ろうとしているものに興味を持つ。コレが大切だと思うわけです。
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