昨日の内容「なぜ金融恐慌が日本の消費に悪影響を及ぼすのか?」
ですが、まざまざと不景気のスパイラスを書き出すとマイナスな空気になってきて嫌ですね…。
なんか「お金がない人が増えるのだったら、どうしても売上は落ちるじゃん…」みたいな空気が出てきそうです。
そんな風に考えていては最初から負けですよ~。
昨日の内容はあくまで一般のマクロ経済における景気論であって、我々が生きる「企業」の世界での論理は全く違います。不景気におけるスクール経営 こちらが企業における考え方ですからね。お間違えなく。
ハッキリいって環境が悪いときに、それを克服できる起業こそがグレートカンパニーと呼ばれる存在になれるわけです。もちろん今まで以上の努力は必要となりますが、ピンチはチャンスでもあると考えなければなりません。
成長企業のセオリーというのは世間一般の景気論にまつわる常識とは全く異なっています。
「不景気のときこそ新規事業に参入すべし」
なんてその最たるものでしょう。
普通に考えたら不景気のときに新規事業を始めるなんてリスキーすぎるはず…。
でも、なぜそのようなすっとんきょうな発想が生まれるのでしょうか?
その理由をご説明しますと、
好況で儲かっているときに始めた事業は不況期に赤字になりやすいというのがひとつあります。
好況期は比較的お客様の金払いがよい時期。このときに軌道に乗り始めた事業というのは、それほどシビアな環境での顧客獲得に慣れていませんので、不況期に消費者のマインドの変化についていけない可能性が多いのです。
逆に不況期に始めたビジネスというのは、客志向が圧倒的でなければ生き残れない上に、経費も圧縮してビジネスを始めなければならないため、「強い会社」になりやすいのです。このような「強い会社」が好況時に業績をさらに伸ばせるのは言うまでもないでしょう。
またもうひとつの理由としては、既存事業に縛られていては売上を維持できないというのがあります。
不況期には既存の商品構成のままではどうしても客単価ダウンし、売上維持が難しくなります。
商品構成を変えたり、客数アップを目指しつつも、企業全体としては、強い新規事業をつくりあげて、会社を成長軌道に乗せる必要もあるわけです。
いずれにせよ、不況期というのは好況期に比べてビジネスの難易度が上がるのは間違いありません。
今まで以上に頭を使う必要があります。
だからこそ、「強い新規事業をつくるチャンス」「競合を叩くチャンス」と考えることができるのです。
頭の悪い企業、努力不足の企業は生き残れない時代になってくるという意味なのですから。
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