日経調べで「ビジネスパーソン1000人に聞く、今身につけるべき知るべき教養」を調査されたそうです。
(アソシエさんの企画みたいですね)
ちなみに1000人の中で世代はちっているみたいですが経営層が3割と結構な比率で入っています。
その結果は・・・
1位:日本史全般
2位:経済学
3位:日本文化
4位:世界史全般
5位:現代文学全般
6位:経営学
7位:英語
だそうです。
なかなかに深い調査結果になっているように思います。
自分の感覚としても、かなりこれに近いかな・・・。
面白いもので
経済学>経営学であり、
日本史>世界史であり、
日本関連>英語 ということが出ています。
私なりに上位の意味を考えてみると
「日本史」は日本人の精神的なバックボーンを理解し、さらには自身の倫理観や価値観を正しい方向に向かわせるために大切だと思います。また日本人的なリーダーシップや組織論も学べます。
ハッキリ言ってビジネス書のマネジメント本よりも、歴史小説を数冊読んだほうが、日本の組織をまとめるのには向いているのでは?
また地味に出張族にとっては、各地の戦国大名など有名人を知っていると、地域の方々との交流に役立ちます。
さらに深く踏み込むと歴史は全てが因果関係で成り立っているため、ロジカルシンキングを鍛えることにもなりますね。(例:大化の改新→壬申の乱→平城京→平安京など)
・・・そういえば、私はそれなりに日本史詳しいですが、ウチのチームメンバーはこの点かなり痛いです。
学ばせねば。
「経済学」が経営学よりも上位に来ているのは、
グローバル社会になっていくなかで、マーケティングや企業論云々よりも、そもそもの円安円高や需給バランスなどの市場原理自体を知ることが、市場の動向を把握できるからでしょう。
(例:円安誘導→メーカーは一時的に有利→でも原材料高→国内飲食業などは大打撃など)
日本関連が軒並み高いのは、海外だ世界だ英語だと言う前に、そもそも日本人としてのベースをしっかり学びなさいということですよね。基本があって応用があるわけですから。
このあたりをカンチガイするとなかなか上手くいかないのも事実でして。
ちなみに私自身は上記のランキング入りしている教養は、ある程度自身があるのですが、
5位の現代文学についてはちょっと落第生です。現代文ならまだしも、文学作品あまり読んでませんね。
7位の英語については私の分野では既に必要ないので捨てています(笑)
個人的にはアンケートの回答になかっただけかもしれませんが、
「インターネット関連」や「趣味的カルチャー(特にアニメ・ゲーム・マンガなど)」も必要だと思います。
アメリカのTOYOTAのテレビCMに初音ミクさんが使われていることを考えると、ジャパンカルチャーとしてのこうした領域を学ぶことも大切かなと思います。
Tweet |