自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2014年5月29日6:55 AM
    チラシから卒業するタイミング

    昨日は岐阜へ。

     

    フィットネス、スイミングスクールなど、スポーツ関連のスクール事業を中心に多角化されている企業様のコンサルティングでした。

     

    半数以上の事業が既存店ベースで昨年並みの反響確保&生徒数を伸ばしており、

     

    消費税増税?何それ?

     

    (もちろん知っていますが)的な好調さでした。

     

    中でもスイミングスクール部門は立地的には郊外であり、かなり厳しい条件にも関らず、生徒数を増やしているという素晴らしい状況です。

     

    スイミングスクール部門のお話をしている中で「新聞折り込みチラシ」の是非について話が展開しました。

     

    こちらのスイミングスクールは、今年から現在「地域・エリア別」のシェアを正確にデータ把握し、

    「自社スクール独占エリア」

    「一番店エリア」

    「2番店以下エリア」

    ごとに目標シェアを設定し、その上でターゲッティングをした販促活動ができるようになっています。

     

    それに伴って「チラシが必要なエリア」と「チラシは不要、むしろクチコミが必要なエリア」「競合との関係上、チラシではくつがえせないエリア」などに分化されていきます。

     

    一定シェア以上確保し、参加率の限界にまで通学している状況であれば、クラスの3人に一人が通学するような状況ですから、チラシではなく、友人紹介の方が効果的(むしろ残りの層は新聞購読していない可能性が高い)。

     

    逆に競合がシェア高く、友達はみんな他のスクールに行っているのに、チラシを見たらから私だけこっちのスクールなんていうケースはほぼありませんから、このケースもチラシは無意味になりやすい。

     

    ・・・と、まあ細かく書けばきりはないのですが、正確なデータ把握をし、チラシの特性を知っていれば、確実に「チラシから卒業」「チラシを無用化」するタイミングや状況はあるということです。

     

    スクール業界のチラシは「当たる外れる」ではなく、様々な考え方があります。

     

    こういった一段階上のマーケティングの話ができるのは、とても楽しい時間ですね。