自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2013年12月28日8:27 AM
    ダンススタジオ経営の成功のために必要なポイント
    CATEGORY: 日々雑感

     

     

    昨日は今年最後の訪問コンサルティング日でした。

    本日からはたまった自分仕事の処理にきりかえます。

     

     

    さて、昨日お伺いした企業様は中部エリアで「複合型」のスタジオビジネスを展開されています。

     

    中核となるのはトップブランドのダンススクールですが、それにプラスしていくつかの子供系の運動スクールや社会人向けの美容講座などを品揃えしています。

     

     

     

    現在、世間で成長期後半に突入している「ダンス教室」ビジネスですが、

    確かに子供向けのダンス教室は今はブームです。

    しかし、ダンス必修化=ダンス人口の増加・安定化にはつながることはありません。

    あくまで微増に過ぎない。(そもそも体育の時間のほんの一部のカリキュラムに対応するために教室ビジネスが成り立つことはない)

     

    そのため、現状のダンスブームが去ると同時に加速する少子化の波に飲まれて、ダンス教室不況の波がこの5年で起こってきます。

     

     

    そうでなくても子供向けのダンス教室運営には課題が多い。

     

    ・レッスン時間が夕方に限定されスタジオの稼働時間が異様に悪い

    ・ターゲット客層(世代)が若年層に限定されやすい

    ・客層の所得層がある層に限定されやすい

    ・ヒップホップなどは普通に運営していると女の子の比率が高くなり男の子が集まりにくい

    ・講師がレンタルスタジオなどで独立して教室を始めてしまう

     

    などなど・・・。

     

     

    こうしたダンス教室経営の課題を乗り越え、繁盛するスタジオビジネスを成立させるために必要不可欠なのが、ターゲットの付加、業態の付加をする「複合型スタジオ化」になるわけです。

     

    スタジオビジネスを安定経営するためには、

     

    美容健康講座を扱い社会人も対応できるようにする、

    子供向け講座も男の子を取り込める講座を扱う、

    高所得者層が安心して通える子供向けスクールの雰囲気をつくる、

     

    これらの施策を打ち出していかなければなりません。

     

     

    いずれの施策も戦略に属する領域ですが、ダンススタジオビジネスこそ「戦略」がその後の経営を左右するビジネスになりつつあるといえます。