一部、社内向け業務連絡を含みます。
お付き合い先の皆様は私の考えということでご参考程度にご覧ください。
単刀直入に言うと「スクール経営.com」の存在意味を変えなければならないと考えているということです。
「スクール業界の、スクール経営の一助になるように」
という想いから始まった「スクール経営.com」、おそらくスクール経営に関するノウハウや情報量は日本一であることは疑いありません。
(先日、商売のためにああやって情報をたくさん掲載しているとカンチガイされている経営者様がいらっしゃいましたが、本当に商売のためであれば、あれだけのノウハウを裸にして置いておくはずがありません(笑))
しかし、最近になって
「本当にこの取り組みがスクール業界の一助になっているのか?」
と思うようになりました。
私たちが経営のノウハウやコツを紹介すること、コレ自体は本来問題ないといえるでしょう。
しかし、一方で「読んだ方が実践する」といった段階においては、非常に危険な問題をはらんでいると思うようになりました。
経営ノウハウというのは言うまでもなく、
全ての人に効果があり、全てのシチュエーションに効果があるような万能薬ではありません。
非常に効果的なノウハウだったとしても、
使い方を誤れば経費を大きく損なう&全く効果のでない手法となります。
効果を出せる立地や業態を選ぶようなノウハウも多々あります。
一番わかりやすい例を上げれば、私がレポートなどで、
「若手社員は厳しく教育するべき!」
と書いたとします。これは確かに正しいのですが、しかし、既に部下に対して厳しすぎて社員が疲弊している会社の社長さんが、このレポートを見て「ウチももっと厳しくしないと!」なんて思ってしまうケースがあるわけです。
薬の服用に注意が必要で、症状にあわせて薬剤師が必要なように、
おそらく経営ノウハウも同様で、我々コンサルタントの個別のアドバイスがなければ、間違った使い方をしてかえって経営を悪くするケースだってあるかもしれません。
先日このブログでも書いたように
かなり高度な「情報リテラシー」がなければ、スクール経営のノウハウをフルに活かすことは難しいともいえます。
私たちの顧問先や勉強会の皆様に対しては、日々お会いしたり質問を受けたりすることで、その間違いを修正することも可能なので、あまりこの問題に気づきませんでしたが、セミナーなどで一般のお客様にお会いしてお話をして、この危険性に気づきました。
善意からの取り組みが、結果的に悪い結果を引き起こすことが世の中には多々あります。
このスクール経営.comもひとつの転換期に来ていることは間違いありません。
反省すべきは反省すべきとして、本当の意味で皆様のお役に立てるようにリニューアルをしていかねばなりません。
船井総研の、船井流の経営法を世に広める一人のスタッフとして真剣に向かい合わなければいけない問題だと思います。
タイミングを誤れば全く逆効果になることだってあるのです。
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