自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2008年4月30日8:24 PM
    スクール経営は場所貸し業
    CATEGORY: 日々雑感

    スクールビジネスは実は一歩間違えると微妙なビジネスになります。

     

    専門スキルを持っている講師を集める。

     

    スクールのための場所を用意します。

     

    広告をつかって集客します。

     

    お客様を講師にお任せして料金をいただきます。

     

    こんな具合に淡々とスクール運営をしてしまっていると、

     

    「スクール業って単なる場所貸し業かよ( ゚Д゚)」

     

    って思われてしまいます。

     

    誰がそんなことを考えるとかというと、当然集客の苦労や家賃コストの苦労を知らない講師ですが…。

     

    まあ、講師の人がそんな風に考えるのもわからないでもない。

    実際に教えているのは自分だし、お客様との関係だけで「スクール」というものは成立しているのですから。

     

    そんなわけで、講師は徐々に会社側に対して反抗的な態度を取るようになり、

    最悪のパターンとしては生徒さんを連れて「独立」という無法を行うのですね。

     

    …大抵の場合は独立しても失敗してますけどね

     

    上述したようにスクールビジネスというのは、常に講師の独立というリスクをはらんでいます。

    それは講師に対してスクール運営者側が、存在意義を伝えられていないと可能性が高まります。

     

    では、講師に対してスクール運営側は、どのような存在意義を伝え続けるべきなのでしょうか?

    集客のことや家賃のことなどでもいいのですが、このあたりの感覚は職人講師をしている人にとっては、

    イマイチピンとこないケースもあります。

     

    そこでオススメしたいのが、

     

    「プロデュース機能」です。

     

    講師の教務面や講師の演出面などに対して積極的にスクール側が関与していき、

    講師が一流となりブランド化していくためのプロデュースをスクールがしていくのです。

     

    この機能をスクール側が適切に提供できていると、

    講師側のスクールへの反抗的な姿勢は非常に少なくなります。

     

    時々講師の採用の際に、講師を「外部のエライ先生」として招聘してしまい、

    教務面や演出などに一切口出せない関係になってしまうケースがありますが、これはとても危険です。

    口出しできない関係=相手がいつかは離反する関係なわけですから…。

     

    したがって講師の採用面接の際には、「こちらの意見を聞ける人かどうか」が大切になってくるのですね。

     

     

     

    ・お金にうるさい 

    ・人の言うことを聞かない 

     

    こんな講師はどれだけ優秀だったとしても×です。 

    一時的には企業にメリットはあるかもしれませんが、最後は企業に対して反抗的な行動をとって、

    お客様を連れて去っていってしまいます。