スクールビジネスは実は一歩間違えると微妙なビジネスになります。
専門スキルを持っている講師を集める。
スクールのための場所を用意します。
広告をつかって集客します。
お客様を講師にお任せして料金をいただきます。
こんな具合に淡々とスクール運営をしてしまっていると、
「スクール業って単なる場所貸し業かよ( ゚Д゚)」
って思われてしまいます。
誰がそんなことを考えるとかというと、当然集客の苦労や家賃コストの苦労を知らない講師ですが…。
まあ、講師の人がそんな風に考えるのもわからないでもない。
実際に教えているのは自分だし、お客様との関係だけで「スクール」というものは成立しているのですから。
そんなわけで、講師は徐々に会社側に対して反抗的な態度を取るようになり、
最悪のパターンとしては生徒さんを連れて「独立」という無法を行うのですね。
…大抵の場合は独立しても失敗してますけどね
上述したようにスクールビジネスというのは、常に講師の独立というリスクをはらんでいます。
それは講師に対してスクール運営者側が、存在意義を伝えられていないと可能性が高まります。
では、講師に対してスクール運営側は、どのような存在意義を伝え続けるべきなのでしょうか?
集客のことや家賃のことなどでもいいのですが、このあたりの感覚は職人講師をしている人にとっては、
イマイチピンとこないケースもあります。
そこでオススメしたいのが、
「プロデュース機能」です。
講師の教務面や講師の演出面などに対して積極的にスクール側が関与していき、
講師が一流となりブランド化していくためのプロデュースをスクールがしていくのです。
この機能をスクール側が適切に提供できていると、
講師側のスクールへの反抗的な姿勢は非常に少なくなります。
時々講師の採用の際に、講師を「外部のエライ先生」として招聘してしまい、
教務面や演出などに一切口出せない関係になってしまうケースがありますが、これはとても危険です。
口出しできない関係=相手がいつかは離反する関係なわけですから…。
したがって講師の採用面接の際には、「こちらの意見を聞ける人かどうか」が大切になってくるのですね。
・お金にうるさい
・人の言うことを聞かない
こんな講師はどれだけ優秀だったとしても×です。
一時的には企業にメリットはあるかもしれませんが、最後は企業に対して反抗的な行動をとって、
お客様を連れて去っていってしまいます。
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