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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2007年7月31日11:15 PM
    スクール経営では客層も商品

    世間では夏休みに突入したようで、街には小学生や中学生があふれております。

     

    私のように長距離移動が多い人間にとって、

    最も問題になってくるのは「空港」「新幹線」が非常に混雑する点(;´Д`)

     

    幸い観光地への移動はあんまりないので、

    飛行機の予約が取れにくくなるとかはないのですが、

    発着場所である空港の混雑っぷりや、帰省のための新幹線の込み具合には辟易するものがあります。

    (新しいBOSSのCMは個人的にはビンゴ!って感じでした)

     

    通常、ルールを全てわきまえているビジネスパーソンがメイン客層であるため、

    手荷物検査場や飛行機の乗り込みは非常にスムーズ。

    しかし、この時期になると不慣れな親子づれが増えるため、ひじょ~に時間がかかることが多々あります。

     

    特に先日中部国際空港を使った時の状況といったらすごいものでした(笑)

    愛知県エリアの人間は帰省とかにあまり縁がないため、そもそも観光以外では飛行機に乗る機会がない。

    そのためこの時期の中部国際空港は、「飛行機ビギナー(=田舎者?)」大集合!って感じで、

    もうしっちゃかめっちゃかな雰囲気になっていました。

     

    …まあ、仕方ないことですし、別にそれでイライラするなんてことはないのですが、

    あんまりこの時期に頻繁に空港を利用したくなくなるのは事実です(笑)

     

    ちなみに羽田―伊丹間の最終飛行機などは、出張帰りのビジネスパーソンの巣窟になっていますので、

    ディズニー帰りの親子連れの「ノイズ」感はすごいものがあります。

    「なんであんたらここに乗ってんだよ」「お土産が多いんなら新幹線使えよ」みたいな…。

     

    なお逆に沖縄への飛行機の場合、ウキウキした2人連れ以上の観光客がメインになりますので、

    ひとりぼっちでしかもスーツ姿の人間がノイズになります。

    「暑苦しいかっこうしてんじゃねえよ」「日経新聞なんて読んでんじゃねえよ」みたいな…。

    (しかも、たいていの場合はひとりで乗り込む人間は仕事の人間のみなので、必然的に隣同士になりやすい)

     

    …と、まあここまでは単なる雑感なのですが、

    日常のボヤキやきづき、中日ドラゴンズの戦略をスクール経営に(強引に)むすびつけるのが、

    このブログの主旨でもありますので、ここからはスクール経営について考えてみたいと思います。

     

    <以下、強引な切りかえ>

     

    スクール経営においても上記のような「ノイズ」が混ざることを警戒しなくてはなりません。

     

    スクール経営においての「ノイズ」というのは、

    お客様の中にまぎれこんだ「不適切なお客様」「雰囲気をぶち壊す客層」のことです。

     

    オシャレなOL向けのスクールにおいて、

    広告・外観・内装・講師など、全てを「OL」というメインターゲットにあわせたテイストに統一したとしても、

    肝心の一緒に学ぶ「隣にいる会員」が、汗臭いおっさんだったり、オタクっぽいオトコだったら、

    お客様としては全ての好意的なイメージがふっとんでしまいます。

     

    お客様にとっては「ああ、私もこんな人達の中に入って学べるんだな(゚∀゚) 」という、

    事前期待も重要な入会動機になってくるわけです。

     

    また、隣にいるお客様の雰囲気というのは、そのままスクールの居心地の良さに影響します。

     

    例えば、話題の「女性だけの30分フィットネス」がありますが、

    「女性だけの」というキャッチコピーとキレイな外観のデザインに魅かれてOLが見学に行くと、

    平日の昼間なんかは「昔キレイな女性だった方々=中高年のおばちゃん」の巣窟と化していて、

    ドン引きしてしまうなんて笑い話があるわけで…(笑)

     

    スクール経営においては「客層」も商品の一部なのです。

     

    売上を拡大させるために客層を拡げることは大切ですが、

    ノイズのような客層が混ざってしまい、既存の会員層の満足度を下げるなんてことになったら本末転倒です。

     

    是非、客層という商品力についても定期的にチェックしてみてくださいませ。