自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2007年8月27日10:16 PM
    スクール拡大の落とし穴
    CATEGORY: 日々雑感

    以下、メールマガジンの内容の抜粋ですが、

    東京会場のセミナー開催日まで1週間なのでちょっとご案内です(笑)

     

    長い文章ですが「複数拠点展開によるビジネスモデルの崩壊」についてご説明しています。

    (なお1拠点でも「頭打ち」という現象があり、ビジネスモデルを変革させる必要はあるわけですが、これについては本日配信のメルマガで記載)

     

    <以下メルマガより抜粋>

     

    優秀なオーナー・経営者の方がおられ、 生徒数は順調に集まり、

    1校ベースでは十分な利益が上げられるスクールがあったとします。

     

    1校だけでもスクールビジネスにおいて安定した利益を上げることはなかなか難しいものですから、

    利益化できているだけでも立派なことですし、この段階ではこのスクールの集客―入会―継続という流れ、

    つまり「ビジネスモデル(1校)」は確立できているといえます。

     

    1校で十分な利益が上げられている。 お客様は安定した集まってきている。

    目の前にあるスクールが上述したように好調な場合、次のステップで企業拡大を考えると「新規出店」という選択肢になります。

    「現状成功しているビジネスモデルがあるのだから、それを複数拠点に展開していけば成功するだろうし、売上は拠点数分だけ増加する」のですから、新規出店戦略自体に間違いはありません。

     

    むしろ企業を成長させるためには必要不可欠な新規出店になります。

     

    そのため1拠点で成功しているビジネスモデルを持っている企業が新規拠点展開を各都市に進めていくと、

    数年のうちにトントン拍子に売上が2~3倍になるなんてケースが多いようです。

    拠点の展開に成功し、売上が3倍程度になれば、「このペースで拠点数をさらに2倍、3倍に増やしていけば…」という発想も浮かんでくると思います。

    しかし、ここからの拡大戦略に「大きな落とし穴」が空いているのです。

     

    この「落とし穴」の正体が「ビジネスモデルの崩壊」なのです。

    つまり「1拠点で成功しているビジネスモデル」と「複数拠点を展開する際に成功しているビジネスモデル」とは似ているようですが、大きく異なる点が多数存在すること。

     

    さらに年月が経過し、拠点展開して成功していた際には、当該分野のライフサイクルが成長期だったのが、展開期・安定期に突入していってしまい、「成長期のビジネスモデル」から「展開期・安定期のビジネスモデル」への転換が必要になっていること。

     

    このふたつの理由によって、多数の拠点展開をしていく中では、

    従来の成功要因であった「1拠点のビジネスモデル」そのものが、通用しなくなっていくのです。

    まさに「(従来の)ビジネスモデルの崩壊」です。

    拠点数が増えれば、売上が倍数的に増加するだけではなく、

    実は「複数拠点を持つことによる間接コスト」が乗数的に増加してしまうのです。

    また、年月が経過することによって「ビジネスモデル自体の変化」も必要になってくるのです。

     

    これらの事情を知らないままに、アメーバー的に1拠点ビジネスモデルを多数展開し急速に売上を増加させるだけでは、新しいビジネスモデルを構築できず、恐ろしいスピードで新興勢力に取って代わられてしまうのです。

     

    しかし、決してスクール企業において成長戦略自体が「悪」というわけではありません。

    成長に伴って必要になってくる「ふたつのビジネスモデルの変化」への対応準備をしているかどうかが重要なのです(時流適応と複数拠点化)。

     

     

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