自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2007年7月28日6:13 PM
    カリキュラム構成のコツ

    スクールビジネスアカデミーでひさしぶりに、

    スクールの継続率アップのための現場テクニックについて熱く語る機会があったので、

    勢いそのままにひさしぶりにスクール経営についての内容を語りたいと思います。

     

    テーマは継続率アップのためのカリキュラム演出について。

     

    スクール運営においてお客様が受講するレッスンのカリキュラムが継続率を大きく左右します。

     

    カリキュラムというと、上達できるかどうかに目がいってしまいがちですが、

    スクールのお客様の継続率アップを考えると、もっと重要なポイントがあります。

     

    それは「カリキュラムの山場を定期的につくること」なのです。

     

    カリキュラムの山場とは、お客様が受講しモチベーションが上がる「山」のこと。

    つまり、受講してお客様が楽しくなるような講座内容を定期的に混ぜていくことなのです。

     

    お客様がモチベーションが上がるレッスン内容としては、次のようなものがあげられます。

     

    「上達の実感が持てること」

     

    「レッスンを受けて楽しいこと」

     

    「あこがれの技術を実践することができること」

     

    これらの内容のレッスンをうけるとき、お客様のモチベーションは大きく高まります。

    そのため、これらの要素を感じられるレッスンを定期的に行う必要があるのです。

     

    スクール経営においてよくあるカンチガイが、

    「上達」を最重要視してしまうレッスン構成をつくりあげてしまうこと。

     

    その結果、全く楽しくもない素振りや体力づくりや基礎の反復レッスンを数ヶ月間受講させられ、

    お客様のモチベーションがグングン低下していってしまうなんてケースがしばしばあります。

     

    確かに上達のためには、基礎練習は大切です。

    しかし、カルチャースクールにおいては「上達」ではなく、

    「まずは楽しく」を第一目的にしているお客様が圧倒的に多数になります。

     

    にもかかわらず、レッスン内容が数ヶ月間楽しくもない内容だったら、

    お客様にとっては絶好の辞めるキッカケになるわけです。

     

    基礎は確かに大切です。

    でも、まずは「その技術を学ぶ楽しさ」を味わってもらわなければ、

    基礎を学ぶこともままならないのではないでしょうか?

     

    継続期間が短いスクールには短いなりの理由があります。

    それは接客かもしれませんし、スクールの雰囲気かもしれません。

     

    しかし、明らかに問題があると思われる「退屈な修行型カリキュラム」は、

    早めに修正をした方がよいかもしれませんね。