アメリカ発の金融恐慌。中国バブルのはじけなんて気にならないような様相になってきました。
この流れは100%間違いなく我々の生活にも悪影響を与えてくれるわけですが、お付き合い先の社員の中には、
「アメリカの金持ち達がダメージ受けているだけなんじゃないの?ヾ( ´ー`)」
「本当に私たちの生活にも影響ってあるの?」
なんてつぶらな瞳で危機感を感じていない方もいらっしゃるようなので、ちょっと簡単に解説しておきましょう(笑)
こう見えても私は経済学部卒。しかも大学時代になぜか大学の勉強を真面目にしていたので、多少は語れます。
…と気合をいれたのはいいですが、メンドくなってきたので、かなり簡略化して、一側面のみの話にします…。
金融恐慌。
これは何かといいますと、スタートは企業が今まで「お金」だと思っていた有価証券の価値が減少しちゃったわけです。つまりA銀行が100億円持っているぞ!と言っていたら、フタをあけたら30億円になっていましたって感じ。(今回のアメリカの恐慌の原因は、サブプライムというクズ債権を生み出しまくっていたこと)
銀行としては突然手元のお金がなくなっちゃってるわけですから、企業に貸し出すお金もなくなってくる。
その結果、お金を借りれなくて倒産しちゃう会社が出てくる。
その会社に以前お金を貸していた銀行は、そのお金が戻ってこないのですから、債権(貸してたお金)が不良債権(もう戻ってこない貸してたお金)にかわり、銀行としては戻ってくると思っていたお金がなくなっちゃうわけですから、さらに貸し出しを減らす。そしてさらに倒産企業が増えると。
ざっと、銀行を主体としてお話をしてみましたが、実際は企業間同士でも債権を持ち合っているわけですから、不渡りが起きて倒産なんてのも当たり前のようにでてきます。そんなこんなで様々な要素がスパイラルになって悪い方向に触れていくのが恐慌ってやつです。
今回、日本の銀行はアメリカのファンドなんかに結構なお金をつっこんでいるわけです。たとえば100億円とか。それがみんな返ってこないお金になっちゃったわけです。
そんなわけで、倒産企業が増える&お金が戻ってこなくて赤字の会社が増える、
イコール失業者が増える、給与がカットされる、リストラが行われる。お金がない消費者が増えるので、企業はモノが売れなくなる。企業の業績が悪化する…、って流れが生み出されます。
公共投資とか公定歩合についてはメンドイのでやめます(笑)
もういいですよね。リクエストがあればまた復活しましょうか(笑)
Tweet |