自己紹介
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    『船井総研内の保育教育業分野のコンサルティングチーム「保育教育支援部」の上席コンサルタント。
    高等教育機関、学習塾、英会話教室、幼稚園、こども園、保育園、資格学校など、幼児から社会人までの様々な教育機関のコンサルティングを担当している。
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  • 2009年4月21日9:44 PM
    「良い」学習塾の機会損失

     

     

    本日は地方都市のある学習塾企業様に初めてご訪問させていただきました。

     

    経営者様とはセミナーやアカデミーなどで何度もお会いさせていただいておりましたが、実際に会社やスタッフの皆さんとお会いするのは初めてです。

     

    スタッフの皆さんとお話をさせていただいて強く印象に残ったのは、

    「教務力の高さと『成績UP』への誠実さ」。

     

    これだけのクオリティの高さがあれば、十分に大手学習塾や大手通信教材などとわたりあえるのではないかと思いました。

     

    しかし、その一方で大きな機会損失が生まれているように思えたのが、その教務力の高さや講師陣の誠実さが、上手に内部生や地域住民に浸透できておらず、「安くて美味しいけれど評判が広まっていかない定食屋」のようになっていること。

    (厳密に言えば飲食業は美味しければ比較的カンタンにクチコミ・紹介は広まりますので、あくまで例えです)

     

    本来、講座クオリティの高さや接客サービスの充実は、そのままクチコミや紹介を増やすことにつなげるべきなのですが、「待っている」だけでは、ニーズ型の商品である学習塾においてはクチコミ・紹介が思うように広まっていきません。

    内部生(&保護者)も講座クオリティの高さをクチコミ・紹介発生の領域にまで実感させることは、これは運営側が意図しなければなかなか難しいのです。

     

    そんなわけで、せっかくの「強み」が思った以上に「集客」に直結していないというのが、率直に非常にもったいないと感じました。

    (全国の多くの学習塾さんで同じ現象が起きているのですが)

     

    何はともあれ、「講座クオリティと接客サービスの高さ」という良質な素材がある以上、あとはマーケティングとクチコミ紹介促進の発想が組み合わされば、お客様からの良い反応が得られそうなのも事実。これからが楽しみです(*^ー^)ノ