2015年1月17日12:25 PM
CATEGORY: 日々雑感
昨日はある幼稚園のコンサルティングでした。
幼稚園業界は少子化による園児募集が厳しい業界ですが、それと同等に、それ以上に難しくなっているのが
「先生・スタッフの採用」です。
少子化によって減少するのは新卒の学生数も同様ですし、最近の幼児教育の現場は様々な負荷がかかっているため、
感情的にも、負荷的にも、その業務に耐えられる人材を見つけるのが難しくなっています。
また、女性の新卒者ということで、結婚・出産による退職も必然としておこります。
(こども園や保育所併設の場合は、出産後早期に復帰できるというメリットがありますが)
このような業界事情の中では、先生・スタッフの定着率を上げるためにも、経験が浅い先生達が過度のストレスを抱えないような体制作りが必要になります。
こちらの幼稚園においては、この時代の流れに合わせて、スタッフの負担をとにかく減らす体制作りにこだわりを持っておられます。
その象徴として上げられるのが、先生の16時退社(園)の徹底、また持ち帰り仕事なしを基本としていること。
さらには、お遊戯会などのイベント当日も遅くまでの作業をなくし、先生も早い時間に帰る体制をつくられています。
当然、スタッフの負担を下げ、その分教育品質が劣ってはいけませんから、そのためにもとことん無駄な作業をそぎ落とし、個々との業務の効率化を意識されています。
今後は、幼稚園業界に限らず、保育園、学習塾、スクール業界、様々な業界において「スタッフの負担を軽減する」ための業務効率化が重要になってくるでしょう。
トヨティズムのような業務効率化、時短術が教育経営において必須になる時代がきています。
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